2017 Fiscal Year Research-status Report
in vivoイメージングを用いたリンパ輸送機能定量的評価法の確立
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15K21182
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
杉山 成史 岡山大学, 大学病院, 助教 (80379776)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | リンパ輸送機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
In vivoイメージングに用いる蛍光物質を当初予定していたFITCデキストランから、自家蛍光の影響の少ないインドシアニングリーンに変更し、測定の条件検討を行っているところだった。しかし、動物実験教育訓練の有効期限が2016年3月末で切れることとなった。ところが、動物実験教育訓練の講習が臨床業務の手術と重なりなかなか再受講ができなかった。2017年9月に、ようやく動物実験教育訓練の再受講ができた。その間に動物実験計画書の有効期限も失効することとなった。動物実験計画書の提出には動物実験教育訓練の受講が必要であったため、この間は動物実験計画書を提出することが出来なかった。再受講後に、動物実験計画書を提出し直した。その後、岡山大学動物実験委員会の委員のチェックを受け、動物実験計画書の修正を重ね、2018年2月にようやく動物実験の承認を得ることができた。本研究はほとんど全て動物実験で行う必要があるため、この間は全く研究が進まなかった。そのため、研究期間を次年度まで延長することとした。今後はインドシアニングリーンを用いた条件検討を進める予定である。ただし、インドシアニングリーンのウォッシュアウトが不良で研究が進まない場合は予算の許す範囲となってしまうが、IRDye PEGへの変更も検討する必要がある。測定の条件が決定すれば、鬱血モデル、虚血モデル、リンパ浮腫モデルにおけるリンパ輸送機能の測定を行い、本法の有効性、妥当性を検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
動物実験教育訓練の有効期限切れに伴い、動物実験教育訓練再受講および動物実験計画書の再提出に時間を要し、研究が進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
測定条件の検討を行い、条件が決まり次第、鬱血モデル、虚血モデル、リンパ浮腫モデルにおけるリンパ輸送機能の定量を行って本法の有効性・妥当性を検証する。
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Causes of Carryover |
動物実験教育訓練の期限失効に伴い、動物実験教育訓練の再受講と動物実験計画書再提出に期間を要し、研究が進まず研究費も使用出来なかったため。 主に試薬と実験動物購入、in vivoイメージング機器使用料に使用する予定である。
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