2016 Fiscal Year Annual Research Report
The effectiveness of remote simulation-based training in pediatric emergency cases for nurses.
Project/Area Number |
15K21214
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
賀来 典之 九州大学, 大学病院, 助教 (50600540)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 小児救急 / 小児看護 / 心肺蘇生 / 院内急変対応 / シミュレーション教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児の蘇生事象は少なく。また、実際に小児医療従事者が立ち会う頻度は低いため、現場外実習(off-the-job training)の必要性は高く、医師を対象とした小児の蘇生・急変対応の教育は普及しつつある。一方で、院内の小児救急・急変事例では、実際には医師よりも看護師が最初に対応する場合が多いが、看護師を対象とした実習は少ない。本研究では看護師を対象にシミュレーションを用いた小児急変対応の教育を行うことを目的とした。また、教育担当者が遠方でも実習可能となるように、インターネット回線でのテレビ会議システムを用いた遠隔教育の効果の検討も目的とした。 教育効果の検討のため、教育開始前に病棟看護師31名を対象に乳児の心室細動(VF)症例でのシミュレーションテストを施行した。以下に、実施者数・実施率・施行開始時間(中央値:最小―最大(秒))を示す。応援要請31名・100%・17(1-66)秒、脈拍の確認27名・87%・20(5-65)秒、呼吸の確認25名・81%・20(2-101)秒、胸骨圧迫開始31名・100%・48(16-124秒)等であった。また、遠隔での教育を可能にするための、テレビ会議システムについても、集音等の問題をクリアでき、現在直接指導群・遠隔指導群でのシミュレーション実習を施行中である。この実習終了後に実習前と同様のテストを行い、受講生アンケートなどの主観に頼ることなく、時間という客観的な数値での評価をもとに、看護師対象遠隔シミュレーション教育の有効性を示すことが可能となる予定である。
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[Presentation] 小児のBLS2016
Author(s)
賀来典之、新田雅彦
Organizer
日本小児救急医学会学術集会
Place of Presentation
仙台市
Year and Date
2016-07-02 – 2016-07-02
Invited