看護職者における産後の復職時期と就労継続・精神的健康との関連についての縦断的研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 15K21255
• Research Institution: Sapporo Medical University
• Principal Investigator: 大野 真実 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (70635896)
• Project Period (FY): 2015-04-01 – 2019-03-31
• Keywords: 母性・女性看護学 / 看護管理学

Outline of Annual Research Achievements

１）文献レビューおよびフィールドワーク：女性就労者の産後の復職と健康状態に関する国内外の文献レビューを実施した。また、総合病院に勤務する女性の復職と子育て支援の取り組みについてフィールドワークと看護管理者へのインタビューを実施した。この結果を参考に、２）の面接調査におけるインタビューガイドを作成した。
２）総合病院に勤務する看護師・助産師へのインタビュー調査：当初予定していた質問紙調査と活動量計を用いた調査の前に、上述した１）の結果をもとにしたインタビュー調査を実施した。１都道府県にある300床以上の総合病院３施設から看護師・助産師計13名に対してインタビュー調査を実施し、妊娠前から出産、復職と現在に至るまでの仕事と子育ての両立を支えた内容についての経験を語ってもらった。結果については現在分析を進めているところである。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今年度は、質問紙調査と活動量計を用いた調査を実施する予定であったが、フィールドワークおよび文献レビューの結果から、面接調査を先に実施することが適切であると考え、予定を変更したため。

Strategy for Future Research Activity

１．面接調査の結果をふまえて質問紙調査を作成・実施する予定である。
２．活動量計を用いた睡眠と活動についての予備調査を実施する予定であり、面接調査協力施設を中心として依頼・調整を開始している。

Causes of Carryover

当該年度に予定していた質問紙調査と活動量計を用いた調査より先に面接調査を実施したため、購入を予定していた活動量計分の予算が次年度使用額として生じた。また、謝金および人件費については、面接調査協力者への謝金のみに使用しており、分析や書類整理の人件費として予算立てしていた部分を使用しなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

物品費については、次年度使用予定の活動量計の購入と分析時に用いるデスクトップ型パソコンを購入する予定である。また、旅費については学会参加費および調査協力施設との調整、調査のための旅費に使用する予定である。人件費・謝金については、資料整理、調査謝礼に用いる予定である。その他、文献複写、印刷、英文校代、消耗品を購入に使用する予定である。