2017 Fiscal Year Research-status Report
子どものメンタルヘルスに対する認知行動療法プログラムの効果に関する研究
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15K21267
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
浦尾 悠子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任助教 (40583860)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 予防教育 / 認知行動療法 / 不安 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、実践協力校として申し出のあった計32校の小中学校にて、認知行動療法に基づく不安予防プログラム「勇者の旅」の授業実践を進めるべく、夏季休業中に「勇者の旅」指導者養成研修会を計10回開催、新たに300名の指導者を養成した。研修会に参加した授業担当教員に研究概要を説明し、プログラムの実施前後に計3回(pre, post, follow-up)、スペンス児童不安尺度(Spence Children's Anxiety Scale)を用いて、児童生徒の不安スコアを測定してもらうよう依頼した。また、可能であれば校内にて、プログラムを実践しない学年を対照群として設置してもらうよう依頼した。なお、2017年9月より、各学校にてアンケート調査の実施と「勇者の旅」の授業実践がスタートし、2018年3月末の段階で、1校ドロップアウトしたものの、計28校にてデータの提出が完了している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画段階では、平成29年度3月末にて全てのデータが揃い、データ固定となる予定であったが、プログラム実施やアンケート実施が予定より遅れている学校が数校あり、データ固定の時期が5月以降になる見込みとなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
残り3校からのデータが提出された段階でデータ固定とし、介入効果を分析する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の計画では2017年度中に結果の公表ができるものと考えていたが、まだデータ固定ができておらず、分析、結果の公表(学会発表)、論文化に必要な予算を次年度使用する必要が生じたため。
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