• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2015 Fiscal Year Research-status Report

逐次通訳における意味機能の制御と推論操作の緊張関係に関する基盤研究

Research Project

Project/Area Number 15K21303
Research InstitutionOkayama Prefectural University

Principal Investigator

南津 佳広  岡山県立大学, 保健福祉学部, 講師 (70616292)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords通訳学 / 逐次通訳 / 異文化間コミュニケーション / 推論操作
Outline of Annual Research Achievements

2015年度は、逐次通訳の実験を行うための設計を行った。具体的な内容は以下の通りである。(1)平成24~25年度にかけて、若手研究(B)で得た科研費「通訳ノートにおける発話理解の認知語用論的研究と実証」にて行った実験データの見直し:先の研究では、英→日語のノート・テーキング付きの逐次通訳における通訳者の推論操作を、原発言と、ノート・テーキング、訳出の比較検討しなおした。(2)基盤となる理論的概念の深化:本研究では、日⇔英・日⇔露語間のノート・テーキング付き逐次通訳の実験を行うため、英・露両語での推論操作に関する研究や最新の通訳研究、第二言語での言語産出に関わる諸研究の文献を購入し、理解を深めた。また、認知語用論の研究会にも参加した。(3)実験用の原稿の作成:本研究で行う、日英・日露語間のノート・テーキング付きの逐次通訳において、訳出するにあたり、必然的に原発言と「ずれ」が生じ、通訳者が推論操作を行わなくてなならない原稿の作成を行った。このため、初年度の目標は概ね達成されたため、順調に進んでいるといえる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請時当初の計画をずらしたものの、上述したように2015年度はノート・テーキング付きの逐次通訳の実験を行う素地ができ、初年度の目標は達成されたため、概ね順調に進んでいるといえる。

Strategy for Future Research Activity

2016年度は、2015年度に作成した原稿を利用し、スピーチを作成して逐次通訳の実験を行う。また、その実験の観察経過に関して学会や研究分科会で報告を行う予定をしている。

Causes of Carryover

申請時当初と研究計画を変え、2015年度は実験を行うための設計を行ったため、差額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

2016年度に計画している逐次通訳の実験に向け、人件費・旅費として使用する計画である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi