2016 Fiscal Year Research-status Report
番組構成のパターン化に基づいた映像制作支援ツールの開発に関する研究
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15K21340
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| Research Institution | Mejiro University |
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Principal Investigator |
西尾 典洋 目白大学, 社会学部, 専任講師 (30612072)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | パターン化 / 映像制作 / カメラワーク / 番組構成 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、前年度に作成した情報番組における番組構成パターンを発展させ、ドキュメンタリー番組を軸に番組構成パターンの定義と蓄積をおこなった。また蓄積した番組構成パターンに基づき、番組制作初心者が番組構成を考える作業を支援することができる番組構成支援マニュアルの開発を行った。さらに番組撮影時にどのような画角やカメラワークを用いると良いかを提案するカメラワークのパターン集を開発した。
具体的には以下の通りである。
１．ドキュメンタリー番組における構成パターンの定義：人物の紹介や取り組みを伝えるドキュメンタリーを収集し、番組で伝えたいテーマ毎にパターン化を行った。さらにこのパターンを番組の「導入」「展開」「結論」のどの箇所で使われるのかを分類・整理した。この番組構成パターンをもとに、初心者が番組構成を考える作業において、あらかじめ用意した番組構成パターンを組み合わせて番組構成を考えることが可能な「番組構成支援マニュアル」を開発した。
２．カメラワークのパターンの収集：番組撮影におけるカメラワークを収集し、それぞれのカメラワークがどのような意図をもっているかを分析しカメラワークのパターン化をおこなった。さらにこれをマニュアル化したカメラワークのパターン集を開発した。
３．番組構成パターンの応用例として、観光・歴史分野での利用が可能かの検討を行った。特に浜松市の井伊谷地区を例に観光地をPRするための番組の試作と番組構成のパターン化を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度蓄積した番組構成パターンの幅を広げ、ドキュメンタリー番組の番組構成パターンの収集を行った。さらに本研究の目的の１つである、番組制作の初心者が番組構成を考える作業を支援するための番組構成支援マニュアルを開発した。このマニュアルを利用した評価実験により、改善点はあるものの有用性を示すことができ、最終年度に向けて研究の方向性を検討することができた。番組制作における撮影の支援については、カメラワークのパターン集を開発したことにより、撮影・編集の作業についても支援の可能性を検討することができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
前年度までに蓄積した番組構成支援パターン、カメラワークパターン、番組構成支援マニュアルを組み合わせ、番組構成支援をシステム化する予定である。具体的には下記を予定している。
１．前年度開発した番組構成支援マニュアルの電子化：現在は個々ものである番組構成支援マニュアルとカメラワークのパターン集をリンクさせることにより、番組を企画するの作業を１つのシステムで支援できる環境の構築をおこなう。
２．１を利用した評価実験の実施：現場で実際にコンテンツを制作する教員や職員に開発した支援環境を利用してもらう評価実験を予定している。評価実験で制作したコンテンツを第三者に評価してもらい、支援環境の有効性を検証する予定である。
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| Causes of Carryover |
年度末に学会への出張、および国際会議の英文校正を行ったため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度初頭に未精算の費用を精算する予定である。
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Research Products
(1 results)
