2017 Fiscal Year Annual Research Report
Prediction of falls in community stroke patients
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15K21476
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
吉本 好延 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (60627371)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 脳卒中 / 転倒 / 予測 / 在宅 |
Outline of Annual Research Achievements |
回復期リハビリテーション病棟入院中の歩行可能な脳卒中患者を対象に,転倒を予測するバランス能力と歩行能力の評価(両側の下肢荷重率,Sit to Stand Test,両側の片脚立位時間,Four Square Step Test,Timed Up and Go Test,認知課題を付加したTimed Up and Go Test,Falls Efficacy Scale)を行い,これらの臨床評価を用いて,退院6ヵ月以内の転倒を予測できるかどうかを調査した.また,上記で記載した評価の組み合わせが,過去の研究から転倒予測の精度が高いと報告されていたBerg Balance Scaleと比較して,退院後の転倒を高い精度で予測できるかどうかを調査した. 対象は,在宅復帰した患者であり,退院後の追跡期間を6ヵ月とした.平成29年度は,平成28年度同様に,対象者のリクルートと転倒を予測するバランス能力と歩行能力の評価の実施,退院後6ヵ月の転倒状況の有無の調査を行った.研究の進捗状況は,研究の開始期間の遅れや対象者のリクルートの問題などがあり,当初予定していた症例数の確保が困難であったが,最終的に仮説の検証ができる程度の症例数は確保することができた. 本研究では,簡便・安価に実施可能な単一の動作課題であるバランス能力と歩行能力の評価を組み合わせることで,複数の動作課題から構成されるBerg Balance Scaleと比較して,退院後の在宅脳卒中患者の転倒を高い精度で予測できることが明らかになった.
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Research Products
(5 results)