2015 Fiscal Year Research-status Report
IVR専属放射線サポートチームによる線量値に基づいた患者被曝管理体制の確立
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15K21566
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
二ツ矢 浩一郎 産業医科大学, 医学部, 修練指導医 (30621916)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | IVR / 医療被ばく / Neurointervension / TACE / IVR専属放射線サポートチーム / RADIREC |
Outline of Annual Research Achievements |
IVR専属放射線サポートチームのメンバーとして放射線科医、診療放射線技師、インターベンションエキスパートナースが現在参加している。治療前、後で毎朝カンファレンスを行い放射線による障害の報告、被ばく低減の意見交換を行っている。個人被ばくデータ管理システムは頭部と腹部領域で現在運用しており、測定データをDICOM情報として血管造影検査に登録して活用している。次世代IVR診療の質的・量的効果の検証に関しては、現在行っている自施設の活動を、第5回INE会のランチョンセミナーで100名程度の主としてインターベンションエキスパートナースに対して発表「IVRにおける被ばくのアップデート&自施設の取り組み」を行い、講演後のアンケートによりインターベンションエキスパートナースの講義受講前と後の意識変容を確認している。患者の被ばく状況を見える化することで、医療従事者へ与える影響が明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
測定および患者被ばくデータ管理システムの体制がほぼ安定して確立できている。 IVR専属放射線サポートチームとして治療前後にディスカッションしているが、他科の医師・病棟看護師の組み込みを予定している。 頭部以外にも腹部におけるIVR被ばく線量の測定および患者被ばくデータ管理システムに関して頭部と同様に行えるようになってきている。
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Strategy for Future Research Activity |
患者のIVR被ばくデータを引き続き蓄積する。今までの得られた情報から被ばく低減法を実践し検証する。具体的には、頭部の検査では、水晶体防護装置を作成し、現在蓄積したデータと水晶体防護を開始した後のデータを比較し、水晶体への放射線被ばく低減の実証を行う。腹部の検査でも、測定と患者被ばくデータ管理システムが安定・継続して行えるように整備する。他施設での運用を含め、腹部IVRにおける被ばく低減法を確立する。
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Causes of Carryover |
出張回数が当初の予定より少なかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
発表や打ち合わせに当てる。
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[Presentation] A novel system using multiple radiophotoluminescence glass dosimeters for radiation measurements during diagnostic cerebral angiography and therapeutic neurointerventional procedures2016
Author(s)
Koichiro Futatsuya, Shingo Kakeda, Takashi Moritake, Lue Sun, Junji Moriya, Satoru Ide, Norihiro Ohnari, Keiji Fujimoto, Etsuro Futagami, Junkoh Yamamoto, Shigeru Nishizawa, Yukunori Korogi
Organizer
ASNR2016
Place of Presentation
Washington Marriott Wardman Park(ワシントンDC・アメリカ)
Year and Date
2016-05-21 – 2016-05-26
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