2016 Fiscal Year Research-status Report
女子学生における摂食障害リテラシーの調査ならびに予防教育プログラムの作成
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15K21569
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Research Institution | Nagasaki Junior College |
Principal Investigator |
西田 江里 長崎短期大学, その他部局等, 講師(移行) (50389516)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 摂食障害 / リテラシー / 大学生 / 短期大生 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度においては、予定していた女子短期大生に対する自記式質問紙調査を実施し、対象者323人中241人から回答を得た(回収率74.6%)得られた女子短期大生の回答結果は集計処理を終了し、今後統計処理を実施する予定である。調査結果の統計処理としては、短期大学生と4年制大学生のリテラシーに差があるのか、さらに摂食障害傾向の有無についても比較検討する予定である。 平成27年度に実施した4年生女子大学生に対する調査結果については、統計処理を行い、摂食障害リテラシー傾向の検討を行った。調査結果の概要については、調査対象者全体としてどのような傾向がみられるかについてを学会で発表した。さらに、3種のビネット別に対象者の有するリテラシーの程度がどのように異なるかについての検討結果についても学会にて発表を行った。 調査結果の統計処理としては、摂食障害リテラシー調査と同時に実施した摂食障害スクリーニング調査結果より、対象者の摂食障害傾向と摂食障害リテラシー傾向の関連性の検討を行い、摂食障害傾向の有無が摂食障害リテラシーにどのように影響するのかについて検討した。また、調査対象者の所属や学年別に、摂食障害リテラシー程度や摂食障害傾向の有無がどのように関連しているのかについても統計処理を行い検討を行っている。これら統計処理の結果については、平成29年度も継続して検討を行い、学会発表や論文投稿によって公表していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた調査を終了し、調査結果の統計処理を実施した。今後はより詳細に調査結果を分析し、予定していた摂食障害予防プログラムの作成を目指したい。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは大学生・短期大学生の調査結果の比較分析を行う予定である。さらに摂食障害のスクリーニング調査結果と摂食障害リテラシー調査結果の関連性を検討し、有用な摂食障害予防のための教育プログラムの開発を行う予定である。
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Causes of Carryover |
論文投稿のための費用を計上していたが、平成29年度に持ち越しとなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
海外学術雑誌へ投稿する際に使用する予定である
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Research Products
(2 results)