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2015 Fiscal Year Research-status Report

インフォグラフィックス作成過程の分析と作成支援システムの開発と評価

Research Project

Project/Area Number 15K21575
Research InstitutionCollege of Nagoya Women's University

Principal Investigator

神崎 奈奈  名古屋女子大学短期大学部, 保育学科, 講師 (30708665)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords図 / グラフ / 情報伝達 / 学習支援
Outline of Annual Research Achievements

これからの社会において、個々人の情報伝達スキルはますます重要になってくると考えられる。本研究では、図を用いた情報伝達スキル、特にインフォグラフィックス作成スキルの獲得を支援するシステムを開発することを目的としている。平成27年度は、図の作成の初心者として大学生・短大生を、熟達者としてグラフィックデザイナーを対象としてインフォグラフィックス作成過程の分析を行う予定であった。予備実験として、短大生数名に対して、社会的なデータから伝達したいテーマを考えて、グラフを使用してインフォグラフィックスを作成するという実験を行ったが、テーマの選択、使用するグラフについての知識と作成スキルなど、様々な要因が関係するため、まずは、大学生・短大生の基本的な図示化のスキルについての検討が必要となると考えられた。そこで計画を変更し、短い説明文を図化する実験(図の作成実験)を大学生・短大生を対象に行った。要因1として説明文の複雑性(複雑で長い説明文/単純で短い説明文)を、要因2として図に取り入れるキーワードの指定の有無(キーワード指定あり/指定なし)を設定して実験を行った。そこで作成された図を説明文の情報がどの程度図の中に取り入れられているかという観点から実験者が客観的評価を行ったところ、キーワードの指定がない場合は、複雑で長い説明文を図化する際により多くの情報が欠落することがわかった。
現在、図の作成者がどのような意図で図を作成したのか、作成された図が、元の説明文を知らない人に情報を伝える図になっているかの検討を行う実験を行い、分析を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

計画では、大学生・短大生、グラフィックデザイナーを対象に実験を行う予定であったが、予備実験の結果から、大学生・短大生の基本的な図化のスキルについて検討する実験を行うことに計画を一部変更したため、グラフィックデザイナーを対象とした実験を行ういことができなかった。

Strategy for Future Research Activity

平成28年度前半は産休・育休を取得予定である。また平成28年度後半は育児のための時短勤務となるため、研究期間を延長する予定である。平成28年度後半は、平成27年度の実験を発展させ、きちんと情報が伝達される図の作成の条件について検討するとともに、グラフィックデザイナーを対象とした予備実験を行う予定である。

Causes of Carryover

研究計画変更のため、グラフィックデザイナーを対象とした実験を行うことができず、実験参加者謝礼金を次年度に繰り越すこととなった。
また実験システムについても、平成27年度に実施した実験の分析結果をもとに開発を行うため、平成28年度以降に購入する予定で繰り越すこととなった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度に実施できなかった実験の実験参加者謝礼費(主にグラフィックデザイナー)等として使用。
実験システム開発等のためのコンピュータ購入費として使用。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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