2021 Fiscal Year Research-status Report
人工バクテリオファージの創出~薬剤耐性細菌感染症治療とヒト細菌叢編集への応用~
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15K21770
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
安藤 弘樹 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授 (70462786)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ファージ / 合成生物学 / ファージセラピー / ファージ療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに開発したファージ改変プラットフォームを用いて、モデルファージ以外の多種多様なファージの起動と改変を試みた。ほぼ期待通りの結果が得られ、プラットフォームの柔軟性と効率性、また、ファージゲノムを連結、改変する際のデザインルールの正しさを確認することができた。
汎用性のある無細胞ファージ起動系の開発にも取り組んだが、成果という形にはなっていない。引き続き取り組む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね計画通りに進めることができ、期待していた結果を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
汎用性のある無細胞ファージ起動系の開発に取り組む。これまでの研究成果を論文公表する。
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Causes of Carryover |
初年度に研究室の引っ越しとセットアップに数ヶ月間を要し、研究開始が遅れた。これに伴い、研究員の雇用も計画通りに進まなかった。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延による大学閉鎖などもあり、研究計画の変更、遅れが生じた。繰り越した研究費は主に物品費として使用する予定である。
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