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2016 Fiscal Year Research-status Report

アンビエントDNSセンサーに関する研究(国際共同研究強化)

Research Project

Project/Area Number 15KK0019
Research InstitutionNational Institute of Informatics

Principal Investigator

福田 健介  国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (90435503)

Project Period (FY) 2016 – 2017
Keywordsインターネット / DNS
Outline of Annual Research Achievements

インターネット上では日々様々なデータトラフィックが流通している.その多くは正しいものであるが,一部のトラフィックは異常なものである.また,インターネット上の影響度合いという意味では,正常・異常トラフィックともに,少数のホストが関与している場合,多くのホストが関与している場合がある.本研究では,後者の多くのホストによる大きなイベントの検出を目指している.その例として,CDNやメーリングリストに関係する正常なもの,ネットワークスキャンやスパム送信等の異常なものである.
基本的なアプローチとしては,インターネット上の名前解決方式であるDNSを用いて,どのような名前が普段と異なる振る舞いをするかに着目する.基課題では,DNS逆引きクエリ名を用いたDNSバックスキャッターに関する研究を進めている.
本課題では,DNSバックスキャッターを将来的に異常な大規模ネットワークイベントの検出に使用することを目標としている.原理的にはDNSバックスキャッターが大規模イベントを検出できることは示されているものの,実際にこれらのデータを日々のネットワーク監視に応用するためには,精度の向上およびリアルタイム性の向上をはかる必要がある.また,DNSは階層的な構造を持つため,どの階層でデータを収集・解析するかによって検出結果に大きな影響が出ると予想される..これらの観点で研究を進めるために,本年度は受入研究者と遠隔での打ち合わせを行い,渡航後にすぐに研究を開始できるよう,実験環境の整備・解析プログラムの開発を行った.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は受入研究者と遠隔での打ち合わせを数週間に一回行い,渡航後にすぐに研究を開始できるよう,実験の環境整備・解析プログラムの開発を行った.具体的には日本側にネットワークスキャンを行うための実験環境の構築し,予備計測を行った.また,正解データの一つとして使用する予定のダークネットトラフィックの予備的な解析を進めた.

Strategy for Future Research Activity

2017年4月より南カリフォルニア大学にて研究を開始する予定である.

URL: 

Published: 2018-01-16  

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