2016 Fiscal Year Research-status Report
ノントキシック版画技法の普及に向けた調査研究(国際共同研究強化)
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15KK0046
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
湊 七雄 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (80436849)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 版画技法 / ノントキシック版画 / 非毒性版画 / ワークショップ / ベルギー / 版画技法研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ノントキシック版画技法の研究や普及に関わる活動について国際的な調査を行い、各国の現状と課題を明らかにし、この技法の展開に求められる普及システムの構築と指導法の開発を行うことを目的としている。研究開始は平成28年12月中旬からであり、本年度の研究は実質3ヶ月ほどであった。そのため次年度の渡航(平成29年4月から翌年3月まで)に向けた準備・調整が主たる内容であった。 研究項目(A)・ノントキシック技法の国際的な普及・導入支援システムに関する実態調査について:平成29年度中に行う調査スケジュールの調整を行った。 研究項目(B)・ノントキシック技法の表現に関する調査と資料収集および基礎資料データを構築について:基課題(研究課題番号25370165)を発展させる形で資料収集を行った。 研究項目(C)・指導者向け技法導入支援法・指導法の研究開発について:基課題を発展させる形で、特に銅版画技法についての指導法の開発にあたった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究開始は平成28年12月中旬からであり、本年度の研究は実質3ヶ月ほどであった。そのため次年度の渡航(平成29年4月から翌年3月まで)に向けた準備・調整が主たる内容であった。 ベルギーの受け入れ機関であるゲント美術アカデミーとは、定期的(週1回)にインターネットを通じ遠隔のビデオ会議を開催し、細やかな打ち合わせを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
国際的な研究者ネットワークを構築した上で、ノントキシック版画技法の(A)国際的な普及・導入支援システムに関する実態調査を実施し、現状と課題を整理する。併せて、(B)ノントキシック技法の表現に関する調査と資料収集を行い、この技法の特性と可能性を広く社会に示すための基礎資料データを構築する。また、(C)指導者向け技法導入支援法の研究開発を行い、汎用性の高い指導法の開発を行う。
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