2018 Fiscal Year Research-status Report
1960~70年代日本前衛映画に関する横断的研究(国際共同研究強化)
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15KK0060
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
平澤 剛 明治学院大学, 文学部, 研究員 (00573792)
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Project Period (FY) |
2016 – 2019
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Keywords | 映画研究 / 前衛芸術史 / フィルムアーカイブ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、国際的な再評価が高まっている1950年代後半から70年代前半における日本前衛映画を対象に、新たな作家や作品の発掘、デジタル化を含めたネガ・ポジの修復、オリジナル・複製素材の保存、上映環境の再制作といった実践的な作業を通じたアーカイブ的な研究の新しい方法論の構築を目的とする。本年度は、「1968年:転換のとき」(東京ドイツ文化センター)、”Cut/Gash/Slash: Adachi Masao” (American University of Beirut, レバノン)などでの上映、展示、パフォーマンスイベントを通じて、足立正生、アヅチ・シュウゾウ・ガリバー、飯村隆彦、金井勝、おおえまさのり、城之内元晴、日本大学芸術学部映画研究会、VAN映画科学研究所ら関連作家、グループの作品の歴史的な検証や紹介を進めるとともに、Harvard Film Archive、 The Museum of Modern Art, NYC、Collaborative Cataloguing Japan(すべて米)、Asian Cultural Center(韓国)、東京都写真美術館(日本)との共同で作品のリスト化、修復、保存などの作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2018年度に計画していたアメリカ滞在が予定より短くなり、2019年度に再度滞在するため、研究期間を延長した。ただし、関連作品の発掘、修復、保存は、計画通りに進めることができた。またそれらと合わせて、北米、韓国、日本の映画、映像文化機関との共同調査、研究および上映会、展示などを継続的に行うことで、国際共同研究のネットワークをより強化することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度後半に、米国のニューヨークに研究滞在し、共同研究を推進するとともに、それらの成果発表として、日本、米国で関連のワークショップ、シンポジウム、特集上映、展示を開催する。また継続して、作品の発掘、修復、保存を行う。
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Research Products
(4 results)