2017 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical Historical Study of the Last Days of the Northern Kingdom of Israel(Fostering Joint International Research)
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15KK0061
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
長谷川 修一 立教大学, 文学部, 准教授 (70624609)
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Project Period (FY) |
2016 – 2017
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Keywords | 北イスラエル王国 / サマリア / 新アッシリア |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、ミュンヘン大学歴史ゼミナールのKaren Radner教授のもとに客員研究員として滞在し、本研究に関するテーマについてRadner教授ならびに教授のスタッフたちと共同研究を実施した。研究成果を二つの国際学会で発表し、高評価を得、それをきっかけにアジア、ヨーロッパで数回の講演に招待された。2017年3月にミュンヘンにおいて国際学会The Last Days of the Northern Kingdom of Israelを開催し、世界中から本研究テーマの専門家を招聘して討議した。 2017年度は、ミュンヘンでの国際学会の書籍化に注力した。予定していた18人の研究者の論考に本研究代表者がIntroductionを書き、Radner教授と、同じくミュンヘン大学のChristoph Levin教授との共編でDe Gruyter社と出版契約を交わし、同社の歴史あるBeihefte zur Zeitschrift fuer die alttestamentliche Wissenschaft叢書の511巻として2018年中に出版が確定している。 2017年8月には成果の一部をベルリンで開催されたSociety of Biblical Literature International Meetingで発表し、同年11月にはBostonで開催されたAmerican School of Oriental Institute Annual Meeting、Society of Biblical Literature Annual Meetingにも参加し、国際研究ネットワークを補強した。また研究成果の一部をまとめた個別論考も査読付き論文として投稿し、ドイツの学術雑誌に出版された。さらに研究成果の一部を浙江大学で都合3回の招待講演として発表するなど、本研究の知名度を欧米のみならずアジアにおいてもあげることができた。2017年10月にはThe Emergence of Ancient Israel: In the Light of the Results of Recent Excavations at Tel Azekah and Tel Rekheshという国際会議を立教大学にて開催し、本研究テーマについての知見を深め、また国際研究ネットワークの補強を行った。
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Research Products
(11 results)