2017 Fiscal Year Research-status Report
顧客インタラクションのエスノメソドロジー研究(国際共同研究強化)
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15KK0086
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山内 裕 京都大学, 経営管理大学院, 准教授 (50596252)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | サービス科学 / サービス文化 / サービスエンカウンター |
Outline of Annual Research Achievements |
本基金を利用して滞在したコペンハーゲンビジネススクールの研究者との共同研究が進んでいる。まず、代表者のこれまでの鮨屋の研究を発展させ、教授の一人と工芸についての研究を始め、日本とヨーロッパの国際比較を行うと同時に、初期的な結果を本の1章として発表することが決まっている。またもう一人の教授とは料理のデザインに関する研究で協業しており、5月の国際会議で発表すると共に、ジャーナルに投稿すべく準備を行っている。 また、これらの研究者との連携がより強化され、2017年度には2度日本に滞在し、今後も交流が計画されている。さらに共同で申請したデンマークの研究費を利用して、コペンハーゲンビジネススクールと京都大学の共同ワークショップを、6月に京都で9月にコペンハーゲンで実施した。またこの連携により、代表者の指導する博士課程の学生がコペンハーゲンビジネススクールに長期滞在し研究指導をうけるなど、その成果は着実に広がりつつある。 南洋理工大学の研究者との連携も進み、2月に来日しワークショップを実施した。フランスの研究者との連携も拡大し、11月には新しい研究費を利用して、リヨン郊外のレストランでデータを収集することに成功した。このように、本基金での活動が国際共同研究のネットワークの拡大に大きく寄与している。 米国滞在で進めたネットワーキングを利用し、これまで日本語で発表してきた独自の理論を、英語で発表する準備をすることができた。サービス科学の中心的なHandbookの一つのチャプターとして収録されることが決まっており、すでに最終稿を提出している。 また、この研究の成果を組込む形で、従来から配信していたMOOC(大規模オープンオンライン授業)を大幅に改訂し配信している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り4箇所の研究機関での滞在を経て、国際共同研究が十分に広がっている。具体的には、サービス文化の国際比較研究のため、日本・フランスでのレストランにおける相互行為を比較分析するため、フランスのリヨン郊外にあるレストランでデータを収集し分析している。また、代表者が行ってきた鮨屋のサービスの研究の発展として、デンマーク・日本の工芸・クラフトに関する比較研究も進んでいる。その他にも、共同研究が進むと同時に、多くの研究者や学生を巻き込んだ交流に発展している。当初の計画通り、従来代表者が日本語で発表してきた理論テーゼを、英語で中心的な場で発表するために着実に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
米国滞在で進めてきた研究の英文での発表について、領域の中心となるHandbookに掲載されるなど一定の成果を出すことができた。最終年度には、再度米国に滞在し、この活動をさらに進めていく。
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Research Products
(4 results)