2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15KK0108
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
ティムール ダダバエフ 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10376626)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 対中央アジア / 日中露比較 / 外交政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標は、中央アジア地域に対する米国、中国と日本の外交政策の比較研究を行うことである。本国際共同研究は以上の研究基課題を発展させる形でアメリカの中央アジアに対する外交政策に対象を絞り、その特徴、発展過程と対比を目的とする。特に、中央アジア諸国とアメリカと日本の間にみられる協力をどのように概念化すべきか。アメリカが中央アジアとの関わりをよりダイナミックなものにするうえで、日本、ロシアや中国と中央アジア諸国の協力関係はいかなる示唆をあたえるのかという問いに答える。 以上の共同研究の準備として申請者は米国のホノルル大学におけるロシア、中国と日本の外交政策に関する会議("Russia and surrounding world", East West Center主催の研究会イベント)や International Conference on Documentation and Conservationに参加し、意見交換を行った。そして、NY・コロンビア大学を訪問し、(共同研究の進行手続きに関して外国人受け入れ局と資料収集に関して中央図書館とハリマン研究所の図書館にて)研究打ち合わせを行った。 更に2月にカザフ国立大学において国際ワークショップ ”Asian Powers, Central Asia and the New Silk Road: Views from Inside and Outside”を主催し、日本、欧米、中国と中央アジアからの参加者と意見交換と情報収集を実施した。その成果の一部を3月に北海道大学スラブユーラシア研究センターにおいて研究発表も行っている。 研究成果として共著の本2冊と学術論文3本を刊行した。以上の研究を踏まえ、共同研究を発展させていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は準備段階にあり、当初の計画通り、日本における資料収集や理論的な枠組みを構築している。共同研究の準備として申請者は米国のホノルル大学におけるロシア、中国と日本の外交政策に関する会議("Russia and surrounding world", East West Center主催の研究会イベント)や International Conference on Documentation and Conservationに参加し、意見交換を行った。そして、NY・コロンビア大学を訪問し、(共同研究の進行手続きに関して外国人受け入れ局と資料収集に関して中央図書館とハリマン研究所の図書館にて)研究打ち合わせを行った。 更に2月にカザフ国立大学において国際ワークショップ ”Asian Powers, Central Asia and the New Silk Road: Views from Inside and Outside”を主催し、日本、欧米、中国と中央アジアからの参加者と意見交換と情報収集を実施した。その成果の一部を3月に北海道大学スラブユーラシア研究センターにおいて「対中央アジア政策の日中比較」というテーマで研究発表も行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の一環として国際アジア研究者会議(タイ)と国際アジア学会(ソウル)にて発表を行い、8月に共同研究の受け入れ大学であるコロンビア大学に出張する予定である。
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Research Products
(5 results)