2016 Fiscal Year Research-status Report
北極海をめぐる国際政治-地域秩序の形成と発展(国際共同研究強化)
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15KK0133
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大西 富士夫 北海道大学, 北極域研究センター, 准教授 (20542278)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 北極 / 安全保障環境 / 北極NATO関係国 |
Outline of Annual Research Achievements |
下記の理由により、交付申請の時期が大幅に変更したため、これまでの研究実績はまだない。 当初の計画では、平成29年4月より現地での研究をスタートさせる予定であった。しかし、その後、諸般の事由により、平成29年1月31日をもってかつての勤務先であった日本大学国際関係学部を退職し、平成29年2月1日から北海道大学北極域研究センターへと新たに赴任する運びとなった。これに伴い、改めて平成29年2月14日に北海道大学北極域研究センター長から当該助成事業についての交付内定の通知を受け、その後、交付申請の手続きを2017年3月に行った。 交付申請を行うまでの間、所属先の変更によって当初予定していた当該事業の実施計画(特に、渡航時期及び期間)を大幅に変更する必要性が生じ、2017年4月から現地研究をスタートすることが困難となった。開始の時期及び渡航時期に関して、北極域研究センター及び海外受け入れ機関であるノルウェー防衛研究所との間で再調整を行った結果、第1回目の渡航を平成30年3月20日から平成30年6月20日にかけて、第2回目の渡航が平成30年7月20日から平成30年9月20日にかけて、また、第3回目の渡航が平成31年1月5日から平成31年1月30日にかけての期間へと変更することとなった。 以上の調整をもって、交付申請手続きを行い、平成29年4月12日に当該科学研究助成事業に対する交付決定通知書を正式にうけた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新しい研究計画に立って研究を進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、北極安全保障環境の実態の把握のため、北極NATO関係国(NATO加盟国であるノルウェー、米国、カナダ、デンマーク、アイスランドと、非加盟国でありつつNATOと深いつながりのある北極諸国であるフィンランド、スウェーデン)の対北極地域に対する軍備動向および安全保障政策について情報収集を実施するとともに、海外受け入れ研究機関であるノルウェー防衛研究所の協力の下、文献調査、聴聞調査、国際会議への参加、情報収集・分析、研究成果の発表を行う。また、2018年3月20日に予定している在外調査のための準備のための渡航も行う。
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