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2016 Fiscal Year Research-status Report

安全かつ低消費電力な高機能福祉システムを実現するハイブリッド型運動制御手法の構築(国際共同研究強化)

Research Project

Project/Area Number 15KK0194
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

平田 泰久  東北大学, 工学研究科, 教授 (20323040)

Project Period (FY) 2016 – 2018
Keywords知能機械 / 高齢者・障がい者支援 / 歩行支援 / 移動支援 / リハビリテーション
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,日本とフランスの国際共同研究にて,車いすや歩行器といった福祉システムをより効果的に社会に組み込むために必要となる機能を検討し,高齢者や障がい者の意欲的な社会参加を促すシステムの研究開発はもちろん,家族,医療・福祉関係者,行政などが協力して高齢者や障がい者を見守ることができる新しい社会システム構築の足掛かりとなる技術を研究開発する.
高齢者や障がい者が積極的に福祉システムを使って外出するためには,屋外での安全な移動支援機能の実現だけでなく,外出に伴う不安(目的地までの経路はどのような環境か,無事に帰宅できるか,福祉システムは問題なく操作できるか等)を取り除くことが必要である.また,使用者自身が活動的になることは非常に素晴らしいことであるが,家族や医療・福祉関係者などは事故などの不安から,高齢者や障がい者の一人での外出を許可したくないという側面もある.すなわち,家族や医療・福祉関係者らが安心して高齢者や障がい者の外出を認めることができるような遠隔見守りシステムが必要であり,このような見守りシステムが実現できれば,結果的には高齢者・障がい者にとっても安心した移動が可能となる.
本研究の交付申請を行ったのは2月半ばであり,実際にフランスに行き研究打ち合わせを開始したのが3月末である.約一か月の研究期間ではあったが,最初の打ち合わせにおいて,これまでの研究成果を互いに紹介し,上記に述べた研究目的・計画に基づいた今後の研究の進め方について議論を行うことができた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

交付申請から年度末終了までが約1か月であったが,その間に共同研究者と密な打ち合わせを行うことができた.新年度に向けた研究指針を構築することができ,順調に研究のスタートが切れた.

Strategy for Future Research Activity

今後の研究では,まず,外出不安を除去する屋内訓練システムの研究開発に取り組む.現在一般に公開されている道路の画像データなどを活用し,移動支援機器で外出する前に,走行環境を予習することができる屋内訓練システムの研究開発に取り組む.また,利用者の運動状態推定を実現する手法について研究開発する.特に移動支援システムに搭載されたセンサ情報を収集・解析することで,システムの使用状況,利用者の運動状況,異常状態などを推定することを目指す.

URL: 

Published: 2018-01-16  

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