2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on endotheliaisation of optimal stent struts under blood flow(Fostering Joint International Research)
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15KK0197
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
太田 信 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20400418)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 血流 / モデル / Deep learning / CFD |
Outline of Annual Research Achievements |
3カ所において,それぞれモデルの開発,プログラムの開発,開発した血流の解析の共同研究をさらに推進した.モデルの開発においては,力学的性質を考慮した生体モデルの開発に取り組み,最適なモデル材料の複合比率を発見するに至った(現在論文作成中).本成果はダブルディグリの学生の成果であるとともに,この拠点を中心にして細胞挙動の共同研究が開始され,細胞のタイムラプス観察に発展した.2019年度に学生が2ヶ月間滞在する予定となった. プログラムの開発では,Deep Learningを用いて患部を自動認識する場合に,様々なパラメータの影響度を計算する研究に発展した.この成果は国内で発表したのちに,2019年11月にPeer-review付き国際プロシーディングスとなる予定である.本研究では学生及び助教が前年度滞在し信頼醸成が可能となり,本年度は全て月1回のスカイプミーティングで研究打ち合わせで研究を推進することが可能であった. 開発したプログラムを用いた血流解析では,ダブルディグリ学生が2人学位を取得予定とまでなった.その間に論文を2報提出した.その中には本分野で最高峰となるJournal of Biomechanicsでアクセプトを得た.これが起点となり,日本企業と共同研究にいたり,当該ダブルディグリ学生は本研究室におけるポスドクとして活躍している.さらに,この成果を用いて本ポスドクと国内病院及び海外の病院との共同研究に繋がっている. これらの成果により,2019年6月に国際会議を開くこととなるきっかけとなり,本国際会議は230を超えるアブストラクトが集まり,前回2017年に次ぐ大きさの会議となる.本会議においても,本研究の成果発表が予定されている.
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