2017 Fiscal Year Research-status Report
Measurements of shoulder joint forces using total shoulder arthroplasty(Fostering Joint International Research)
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15KK0214
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| Research Institution | University of Hyogo |
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Principal Investigator |
比嘉 昌 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (90375197)
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2016 – 2019
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| Keywords | バイオメカニクス / 人工関節 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「人工肩関節にかかる力のワイヤレス計測」とのテーマにて、フロリダ大学工学部との共同研究により二つの目標を掲げてきた。ひとつは、人工肩関節の一つであるReverse Total Shoulder Arthroplasty(RTSA) の手術中に肩関節反力（肩関節しゅうどう面にかかる圧縮力）を計測することである。このRTSAは日本では3年前に臨床使用が開始された新しい人工肩関節である。よって国内では症例数が少ないことと、最適な関節反力の値はまだわからないため、先行して使用されているアメリカ国内において計測を行い、発表することを目指している。もう一つは、その関節反力測定装置を、医師が手術中に使用可能とするよう手術機器の一部として開発することである。2017年は前年度から引き続きフロリダ大学に長期滞在し活動を行った。2017年度は、在米の医療機器メーカが主催する整形外科向けの国際研究会にて開発中の装置のデモを2度行った。これは開発した装置の発表前に、多くの医師に見てもらうことにより医師からのフィードバックを得る事を目的としていた。その結果幾つかの改良点が指摘され，その改良を検討した。具体的にはソフトウェアのインターフェース改良、kinematicsの計測を追加、計測自由度の増加などである。また今年度より、実際に市販されているナビゲーションシステムと本研究で開発する関節反力測定装置の融合を目指してソフトウェアの開発も開始した。医療機器メーカの技術者、整形外科医と繰り返し討論を行い、設計改良を行ってきた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度は9月までフロリダ大学に在籍し、在米医療機器メーカの技術者、整形外科医との打ち合わせを多く行い，人工肩関節の手術中関節反力測定装置の開発を行った。本研究は、フロリダ大学との共同研究で在米医療機器メーカの協力も受けながら人工肩関節にかかる力を測定する機器開発の研究である。分野を超えた協力者が多数いるおかげで成り立つものであり、自分一人の力では進められない。よって多少の遅れは予定通りである。前年度までに共同研究の契約などは完了していたため、本年度は順調に研究活動に入ることが出来た。その中で、特許の関係上公式の学会発表は行わず、かわりにメーカ主催の研究会にて２度発表を行った。9月に帰国した後も、インターネットを通じて会議や個人的打ち合わせは可能であったため、研究活動の継続が可能であった。製品としての発表はまだ行っていないため学会発表や論文発表が行えていないが、医師や医療機器メーカとの調整を進めており、開発に向けて準備を進めている。
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| Strategy for Future Research Activity |
本研究の目標は、人工肩関節の一つであるRTSA の手術中に肩関節反力（肩関節しゅうどう面にかかる圧縮力）を計測することと、関節反力測定装置を、医師が手術中に使用可能とするよう手術機器の一部として開発することである。人工関節の症例数やこれまでの研究経緯の関係で、この研究はフロリダ大学との共同研究で行ってきた。今後申請者は日本に滞在するが、フロリダ大学との共同開発は引き続き行い、最終目的の達成を目指す。特に昨年度多くの整形外科医から指摘されたソフトウェアの改良を行う。より直感的に数値が見えるインターフェースの開発を目指す。さらに運動を計測可能な素子を導入し、関節の動きとインピンジメントの検出を試みる。またセンサ自体の自由度変更はこのままで行くか変更するか現在検討中である。
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Research Products
(8 results)
