2015 Fiscal Year Research-status Report
哺乳類ミトコンドリア蛋白質合成系の再構築と分子機構の解明(国際共同研究強化)
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15KK0250
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
富田 野乃 (竹内野乃) 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (80323450)
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Project Period (FY) |
2015 – 2017
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Keywords | ミトコンドリア / リボソーム / クライオ電子顕微鏡観察 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、ミトコンドリア翻訳因子の病的変異が相次いで同定されており、またミトコンドリアのリボソームや翻訳因子に誤作用して副作用をもたらす薬剤も報告されている。ミトコンドリアリボソームの機能構造相関を解明する必要性が高まっている。 本研究では翻訳伸長過程におけるリボソームの構造動態を網羅的に理解することを目指し、ミトコンドリア翻訳伸長リボソーム複合体(PRE-TL, POST-TL,mtEF-G1・GDPNP/55S, mtEF-G2・GDPNP/55S, mtRRF/55S, mtRRF・mtEF-G2・GDPNP/39S, mtRF1L/55S, mtEF-Tu・GTP・Ser-tRNA(UCN)/55S, mtEF-Tu・GTP・Ser-tRNA(AGY)*/55S) の CryoEM 構造解析を進める。本研究課題を機会に、申請者自身のグループでも構造解析を実施できるようにすることを目的としている。 mtRRF/55S, mtRRF・mtEF-G2・GDPNP/39Sについて、申請者自身が構造解析を担当する。進捗状況によってmtEF-Tu・GTP・Ser-tRNA(UCN)/55S, mtEF-Tu・GTP・Ser-tRNA(AGY)*/55S)についても担当する。その他の複合体の解析については、共同研究先のグループが分担する。PRE-TLとPOST-TLについて既に構造が決定しており、投稿準備中である。 2016年4月5日から8月24日まで第1回目の滞在の予定であり、2015年度はサンプル調製を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サンプル調製を行い、共同研究先へサンプルを送付した。これまでのところ特に大きな問題は生じていない。
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Strategy for Future Research Activity |
4月5日以降共同研究先に滞在して、RRFmt/EF-G2mt/39S, RRFmt/55Sの構造決定を進める予定である。
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