2016 Fiscal Year Research-status Report
化学量不均衡を避けるメカニズムの解明(国際共同研究強化)
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15KK0258
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
守屋 央朗 岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 准教授 (60500808)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | システム生物学 / 酵母 / イメージング / 過剰発現 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年6月から9月まで、カナダ・トロント大学のCherles Boone教授の研究室に滞在し、在外研究を行った。具体的には、出芽酵母の局在化GFPの過剰発現株、ならびに第一染色体の各遺伝子をgTOW法により過剰発現している細胞株について、ハイスループット・ハイコンテンツ顕微鏡による画像取得を行ったのち、画像解析ソフトウェアCellProfilerによる画像解析を行った。9月以降も取得した画像についてCellProfilerによる解析を進め、過剰発現時の細胞内局在の変化や、細胞集団のばらつき、細胞サイズなどのデータを取得した。この画像解析の一部は論文として発表した(Kintaka et al., Sci. Rep. 2016)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、過剰発現株の顕微鏡画像取得・解析に成功している。今後はこの画像取得・解析をさらに拡大していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
過剰発現時の細胞内タンパク質の局在異常についてさらに詳細な解析を行う。また、局在異常の原因となる細胞内の制限因子の同定を行う。このため、細胞内タンパク質の局在解析に詳しい研究室で在外研究を行う予定である。
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Research Products
(8 results)