2016 Fiscal Year Research-status Report
がん患者に対する緩和医療の質の評価方法の確立(国際共同研究強化)
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15KK0326
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 緩和ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は渡航先との調整を中心に行った。渡航先は申請時と同じ英国ロンドンのKings College内にあるCicely Saunders Institute (CSI)である。国際共同研究を予定している主たる共同研究者として申請したIrean Higginson教授から渡航の許可を得た。 研究機関の名称にもなっているCicely Sauders氏は近代ホスピスの祖と言われ、現在の緩和医療の方法論を英国で確立した人物である。CSIは英国における緩和医療の研究・教育機関として欧州を中心に世界中からの多くの研究者や留学生を受け入れている。CSIのホームページを上に示すが、この集合写真に示されるように常勤として欧州を中心とした多国籍の40人程度の研究者が勤務し、そこに留学生などが加わり10のユニットで巨大な研究・教育機関を構成している。教育機関としての活動もあり、多くの講義やセミナーが実施されている。もちろん研究者用の机やコンピュータなども整備されており、文献データベースなど緩和委医療の研究に必要なものは全て用意されている。 渡航先との交渉で渡航開始時期が2017年8月に決定した。また先方の研究上のメンターがEvans教授とGao教授となることが決定した。Skype会議を行い今後の研究の方向性について相談している。研究内容の当方の希望は世界的に最先端の知見をもとにした遺族調査のプロトコルを執筆し、実際に日本で遺族調査を行うことである。英国の調査票をBack-translation法で妥当性がある日本語版を作成し、英国と同じ調査票を用いた遺族調査を実施することなどであり、この実施可能性を検討中である。少なくとも2018年以降に日本で2つの遺族調査が行われ、申請者が関与することが確定しているのでそれに反映させたい。渡航に向けて学内の調整もほぼ終了し、代用教員も確保した。現在は研究内容の詳細について詰めるとともに渡航準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
渡航先からの受け入れが決定し、研究上のメンターが決定した。また学内の調整もほぼ終了した。現在は渡航準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年8月より9カ月を最大の期間として渡航する予定である。渡航先ではEvans教授、Gao教授の指導のもと研究を行う。成果は帰国後に実施する遺族調査に反映させる予定である。
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