2016 Fiscal Year Research-status Report
歯根膜の血行性幹細胞供給とその分化過程を追跡するイメージングシステムの開発(国際共同研究強化)
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15KK0337
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
加来 賢 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (30547542)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 組織幹細胞 / 細胞トラッキング / 深部解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯根膜は歯と歯槽骨の間に介在する膜状の非石灰化組織であり、咬合機能において重要な役割を果たしていることから、その維持/再生は本邦が目指す健康長寿実現のために欠かすことのできない課題のひとつである。歯根膜の恒常性は、極めて早い組織の代謝回転によって維持されており、豊富な幹細胞の存在が重要な役割を果たしていると考えられているが、歯根膜組織中に存在する多様な構成細胞のそれぞれの局在を含めた詳細が不明であることが研究を困難としている。本研究課題では歯根膜における組織幹細胞の一部を特異的に標識することが可能な遺伝子改変マウスを用いて歯根膜組織の深部解析を行うものである。現在H29年度中の渡航に向けて準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
渡航先の研究室と研究計画についての打合せを行い、実験に使用するマウスの手配を進めている。現在H29年5月中の渡航に向けて準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
国際共同研究機関であるUniversity of Texasにおいて歯根膜における組織幹細胞の一部を特異的に標識することが可能な遺伝子改変マウスを用いて歯根膜組織の深部解析を行う予定としている。
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