2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of fusion peptides of beta-hairpin peptides and survivin binding molecules as cancer-specific internal radiotherapeutic agents(Fostering Joint International Research)
Project/Area Number |
15KK0348
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
淵上 剛志 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (30432206)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | セラノスティクス / 放射線 / ペプチド / 癌 / survivin |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ほぼ全てのがんを対象とした治療と診断を可能とする、がん組織へ高選択的に集積するセラノスティクス薬剤の開発を目指した。そこで、最もがん特異的なタンパク質の一つであるsurvivinを標的とした薬剤開発を試みた。 本年度は、これまでに我々が開発したsurvivin標的ペプチドを母体化合物として、アミノ酸1~2置換体、非天然アミノ酸置換体、r4~r8誘導体を開発し、いくつかの化合物に関しては、これまでに開発したペプチド分子に匹敵する高親和性を示した。また、survivin結合分子を生体内で効率よくがん組織に到達させるため、カチオン性両親媒性ペプチド(CPPs)を開発し、リシン、アルギニン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸とバリンなどの疎水性アミノ酸の繰り返し配列を有するペプチド分子を種々開発した。それらのペプチドの放射標識体や蛍光標識体を用いた検討を行った結果、いくつかのCPPsのがん指向性分子としての有用性が見出された。さらに、survivinを標的としたDDS薬剤への応用を目指し、マレイミドsurvivin標的ペプチドを創製した。現在様々な粒子径の金ナノ粒子への修飾と精製を種々検討中である。さらに、survivinが放射線抵抗因子の一つであることに着目し、survivin標的分子が放射線増感剤として機能しうるか検討したところ、survivin標的ペプチド(0.1~10 μM) をMIA-Paca-2細胞へ暴露24時間後にガンマ線照射装置にてCs-137を1-2Gy照射したところ、放射線増感剤としての効果がわずかながら確認された。今後は照射条件やペプチドの最適化、ナノ粒子の検討などを行っていく予定である。また、90Yなどの治療用放射性核種を導入した内用放射性薬剤への展開も現在検討中である。
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Research Products
(35 results)
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[Int'l Joint Research] スタンフォード大学(米国)2017
Year and Date
2017-04-01 – 2018-03-26
Country Name
U.S.A.
Counterpart Institution
スタンフォード大学
Co-investigator Overseas
Sanjiv Sam Gambhir
Department
Radiology
Job Title
Professor
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[Presentation] 新規68Ge/68Gaジェネレータシステムの開発と新興・再興感染症イメージングへの応用2018
Author(s)
淵上 剛志, 小野 北斗, 親泊 広大, 岩竹 真弓, 早坂 大輔, Akbari Masoud, 由井 克之, 西 弘大, 工藤 崇, 吉田さくら, 原武 衛, 中山 守雄
Organizer
第14回小動物インビボイメージング研究会
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