2004 Fiscal Year Annual Research Report
人物行動を伝えるための映像文法を用いた知的映像撮影・編集システムの構築
Project/Area Number |
16016208
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 裕一 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (40227947)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 素典 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (30268156)
今泉 容子 筑波大学, 人文社会科学研究科, 教授 (40151667)
亀田 能成 筑波大学, システム情報工学研究科, 助教授 (70283637)
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Keywords | 映像の自動撮影 / 映像の自動編集 / マルチメディア / 対話的映像メディア / 人工知能応用 / 映像文法 / ユーザインタフェース / 作業教示 |
Research Abstract |
本研究では,情報学的な見地から,「効果的に情報を提示するために,どのような映像部品(単語)を用意し,どのような映像編集規則(文法)にしたがって提示すればよいか」という問題を自動化システムを構築しながら実証的に探ることを目的としている.本年度は自動映像撮影・編集・提示に関して,2種類の研究を,また,映像編集規則の調査とその有効性の確認について3種類の研究を行った.その具体的項目を以下にあげる. 1.自動映像撮影・編集・提示について 会話シーンの自動撮影・編集システム:昨年度までに引き続き,人物行動観測,映像撮影・編集を行う自動化システムの構築・拡張を行った. 作業支援のための映像提示とユーザインタフェース:作業を支援・教示するためのマルチメディアシステムの基礎的な部分について設計した.ユーザの作業状況の認識や作業教示映像(シナリオ)とのアライメントについて研究を行い,この手法の可能性を簡単な実験により示した. 2.映像編集規則の調査と有効性の確認 プレゼンテーション映像の編集方法の調査と自動編集の検証:視聴者の注目を集めるために話者が行う行動(注目喚起行動)に基づいてショットを切り換える編集モデルを提案してきたが,種々の実験によって,この考え方の妥当性を検証した. プレゼンテーション映像編集方法のユーザインタフェースとしての調査:記編集の問題について,プレゼンテーションの話者がショット切り替えのトリガを出すことによって自動編集を行うという手法の妥当性を検証した. 生理的計測による映像編集規則の効果の検証:脳波による視聴者の反応計測を始めた.現在のところ,テスト映像の撮影,映像試料を見せた場合の脳波計測を試行的に行い,得られた脳波計測結果の解析を行っている段階である.
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Research Products
(6 results)