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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Toll-like受容体シグナルにおけるTRAF6の生理機能解明

Research Project

Project/Area Number 16017222
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

合田 仁  東京大学, 医科学研究所, 助手 (90361617)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 純一郎  東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
KeywordsTRAF6 / Toll-like receptor / NFκB / MyD88 / TRIF / 自然免疫 / マクロファージ
Research Abstract

TLRのシグナルにおけるTRAF6欠損の影響を、種々のTLRを発現しているマクロファージを用いて解析した。TRAF6 KOマウス由来の脾臓細胞をM-CSF存在下で培養することにより、TRAF6欠損マクロファージを調製した。
1、MyD88依存的経路のみを有するTLR2、5、7、9を介したシグナルの解析
ヘテロ由来およびKO由来のマクロファージを、MALP-2(TLR2/6)、BLP(TLR1/2)、Flagellin(TLR5)、R848(TLR7)、CpG-DNA(TLR9)で刺激した後、NFκBおよびMAPK(JNK、p38、ERK)の活性化を検出したところ、すべての刺激においてTRAF6欠損マクロファージではそれらの活性化が消失していた。さらに、TNF、IL-6のサイトカイン産生もTRAF6欠損マクロファージでは消失していた。
2、TRIF依存的経路のみを有するTLR3を介したシグナルの解析
TLR3のリガンドであるPoly(I:C)刺激に対してNFκB、MAPKの活性化は、ヘテロ由来およびKO由来ともに同程度に誘導された。また、IFN-inducible geneであるIP-10の産生および細胞表面のCD86の発現増強についても変化はみられなかった。
3、MyD88およびTRIF依存的経路を有するTLR4を介したシグナルの解析
TLR4のリガンドであるLPS刺激に対して、TRAF6欠損マクロファージではNFκB、MAPKの活性化の遅れが観察された。しかし、TNF、IL-6産生はTRAF6欠損細胞で顕著に低下していた。一方、IP-10の産生、CD86の発現増強には顕著な差異がみられなかった。
以上の結果から、TRAF6はMyD88の下流に位置し、MyD88依存的経路において必須の分子であるが、TRIF依存的経路には関与しないことが判明した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] TNFR-associated factor (TRAF) 6 is essential for MyD88-dependent pathway but not Toll/IL-1 receptor domain-containing adaptor-inducing IFN-β (TRIF)-dependent pathway in TLR signaling2004

    • Author(s)
      Jin Gohda
    • Journal Title

      Journal of Immunology 173(5)

      Pages: 2913-2917

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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