2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16023208
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小林 淳一 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (90221241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石山 玄明 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (70333622)
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Keywords | がん分子標的 / 天然薬物 / がん治療 / 医薬リード / バイオプローブ |
Research Abstract |
研究代表者らはこれまでに、広範な天然資源より種々の分子標的阻害物質を数多く見い出しており、そのいくつかは新しい医薬リード化合物として開発研究が展開される一方、生体機能解明のためのバイオプローブとして利用されている。本研究では、海洋生物、植物、微生物などの広範な天然資源を素材として、チューブリン、トポイソメラーゼ、ヒストンデアセチラーゼ、チロシンキナーゼ、等の分子標的に対するスクリーニングを行うことにより、新しいがん分子標的阻害物質を見い出すことを目的とし、以下の研究を行った。 採取した海洋生物、植物、微生物の抽出物について、チューブリン、ヒストンデアセチラーゼ、チロシンキナーゼ等のがん分子標的に対してスクリーニングを行い、活性の認められた抽出物について、HPLC等のクロマトグラフィーを用いて活性成分の分離、精製を行った。得られた活性成分について、化学構造、立体化学を解明し、活性評価を行った結果、一部の化合物にチューブリン脱重合阻害作用およびチロシンキナーゼ阻害作用が認められた。今後、活性を示した化合物については、構造活性相関を通じて、より特異性の高い分子標的阻害物質を分子設計する予定である。さらに、得られた分子標的阻害物質について、分子標的に対する詳細な活性評価、および各種ヒト腫瘍パネルに対するin vitro、in vivoでの活性評価を行い、新しいがん分子標的治療薬の開発についても検討する予定である。
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Research Products
(4 results)