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2004 Fiscal Year Annual Research Report

生体膜マイクロドメイン制御におけるプラスマローゲンの機能解明

Research Project

Project/Area Number 16044235
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

本庄 雅則  九州大学, 大学院・システム生命科学府, 特任助手 (90372747)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤木 幸夫  九州大学, 理学研究院・生物科学部門, 教授 (70261237)
Keywords生体膜 / マイクロドメイン / プラスマローゲン
Research Abstract

プラズマローゲンのマイクロドメインにおける機能解明
プラスマローゲン合成不全をしめすペルオキシソーム欠損細胞におけるマイクロドメインの構造を検討するため、変異細胞と野性型細胞におけるマイクロドメインの構成蛋白質、構成脂質を比較した。構成蛋白質においては、マイクロドメインに局在することが報告されている、膜貫通型、細胞膜表面に局在するGPI結合型、あるいは脂肪酸を介してマイクロドメインの細胞質側に局在する3種の異なる膜蛋白質とマイクロドメインとの相互作用を解析したが、いずれの蛋白質もプラスマローゲン非依存的にマイクロドメインと相互作用した。構成脂質においても野性型細胞と有意な差はみられなかった。次に、GPI結合型蛋白質の細胞内分布および局在様式を形態的に観察したところ、野性型細胞では細胞膜に多く局在しているGPI結合型蛋白質が、プラスマローゲンの欠損に伴い細胞内への局在変化を示した。また、プラスマローゲンが個々のマイクロドメインの会合を制御するとも予想されたため、マイクロドメインの会合により引きおこされる、β-セクレターゼによるアミロイド前駆体蛋白質の切断効率(β切断効率)を、β切断されたアミロイド前駆体蛋白質を特異的に認識する抗体を作製して検討したところ、プラスマローゲン欠損によるβ切断効率の変化はみられなかった。以上の結果は、プラスマローゲンがマイクロドメイン、あるいはGPI結合型蛋白質の細胞内輸送、特にエンドサイトーシスされたマイクロドメイン、もしくはGPI結合型蛋白質の細胞膜への再輸送段階を制御していると考えている。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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