2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16047225
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
浅井 清文 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70212462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 裕 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (90285198)
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Keywords | アストロサイト / 部位特異的 / マイクロアレイ |
Research Abstract |
[目的]アストロサイトの脳内部位による遺伝子発現の差異を検討するため、Laser Capture Microdissection(LCM)法によるアストロサイトの採取法を検討した。 [方法]8週齢の雄Wistar ratより脱血後に脳全体を取り出し、ブレインマトリックスでスライスした後OCTコンパウンドで包埋し、6μmの凍結切片を作製した。一次抗体に抗GFAPまたは抗S100抗体(どちらもDAKO)、検出はDAKO、ENVISON+またはニチレイ、シンプルステインキットを用いた。染色後、組織からRNAを抽出、Agilent社2100 Bioanalyserで解析し、18S,28Sのピークを指標にRNAの分解の程度を評価した。 [結果および考察]抗GFAP抗体、シンプルステインキットを組み合わせた場合、凍結切片作製後、約1時間30分で染色を終了することが出来、RNAの分解も少ないことが判明した。また、染色後室温放置で1時間以内であれば、RNAの分解は少なく、LCMによる細胞の採取に使用できることを確認した。現在、凍結切片作製後2時間30分以内に約100個の細胞を採取しており、今後DNA microarrayで解析する予定である。
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Research Products
(5 results)