2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16058101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
谷口 維紹 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50133616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 哲生 財団法人癌研究会, 癌研究所, 副所長 (10183550)
高井 義美 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60093514)
中村 祐輔 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70217909)
上田 龍三 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20142169)
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Keywords | がんの体系的理解 / 個人に最適ながん治療 / がん科学のニューフロンティア / がん研究の連携 / がん研究支援 |
Research Abstract |
がんは国内の死亡原因の第1位を占めていることから、がんの本態を解明し、その克服を目指す研究は、今までにも増して社会的要請の高い推進課題である。本研究の目的は、「がんの体系的理解と個人に最適ながん医療を自指して」をキャッチフレーズとしてがん研究の統合的推進を目指すものである。特定領域としては、本領域「統合がん」を含め、「発がん」、「がん特性」、「がん診断と疫学」、「がん治療」の5領域を設定し、各々の研究領域を重点的に推進しているが、本領域総括班は5領域全体の研究方針の策定や企画調整、がん研究推進において必要な支援体制の充実や、国内外への発信や情報交換を図ることを目的とする。そして、がんゲノム、疫学研究の推進のため、倫理委員会を設置・運営することをも目的とする。実質的な研究は本年度から開始されたことから、7月4日には5領域全体の研究代表者会議を開催した。領域の運営については総括班会議やメールの交換などによって、研究体制推進のための諸方策について検討を行った。それらを踏まえ、9月6日には中間評価を受けた結果、すべての領域においてA評価を受けた。評価コメントに沿って、平成18〜19年度の計画研究の変更を行うため、検討を行い、総括班会議において今後の計画研究・公募研究の基本推進方策について決定した。倫理委員会を設置し、第一回委員会を開催した。中核拠点支援班のもと国際交流委員会による国際セミナーを開催し、各支援体制も順調にスタートさせ、広報活動の一環として、「がん特定」ホームページの充実を図るとともに、社会への理解を深めるための活動の一環として、公開市民講座などを検討している。また、本領域が事務局となって、18年2月6〜7日には、文科省が支援する他のがん研究組織、および厚労省が支援するがん研究組織との「第一回合同シンポジウム」を開催した。
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Research Products
(5 results)