2005 Fiscal Year Annual Research Report
比較ゲノム解析による進化・多様性のゲノム基盤の解明
Project/Area Number |
16064101
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
藤山 秋佐夫 国立情報学研究所, 学術研究情報研究系, 教授 (60142311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 矩行 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (30025481)
堀 寛 名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (60116663)
田畑 哲之 (財)かずさDNA研究所, 植物遺伝子研究部, 部長 (70197549)
矢田 哲士 京都大学, 大学院情報学研究科, 助教授 (10322728)
小原 雄治 国立遺伝子研究所, 遺伝資源研究センター, 教授 (70135292)
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Keywords | 比較ゲノム |
Research Abstract |
特定領域研究(015)「比較ゲノム解析による進化・多様性のゲノム基盤の解明」では、進化や多様化の点で重要な位置にある動物・植物・微生物についてゲノム配列解析や発現解析などを体系的に行い、進化・多様化のゲノム構造上の原因を明らかにすることを目的とした研究を推進する。このために、それぞれの生物種の研究段階に応じて、研究者組織と連携してゲノム配列解析を計画的に進めると共に、大規模ゲノム配列比較のための技術開発や、理論研究を推進する。また、霊長類ゲノムの特定領域の配列解析やゲノム発現解析を推進し、ヒトゲノムとの比較解析からヒトへの進化のゲノム基盤の解明をめざす。さらに、比較ゲノム解析によるゲノム機能・発生システムの多様化のメカニズム解明について先端的研究をおこなう。また、環境適応や寄生・共生などゲノムの相互作用の観点からの研究開拓をおこなう。本総括班は、ゲノム特定領域研究「生命システム情報」、「応用ゲノム」、「基盤ゲノム」と連携しながら領域全体の企画と連絡調整、評価を行うことを目的としている。このため、本年度においては以下の活動を実施した。まず領域の運営と調整のための総括班会議を年度内に2回(7月と3月)開催した。また、領域内、領域間での研究連絡と情報交換のため、領域としての班会議を6月(名古屋)に、ゲノム特定領域研究全体としての合同班会議を9月に実施し、各研究班の進捗状況を把握すると共に研究班間の交流を図った。本年度はさらに、領域横断的な微生物ゲノム、ゲノム情報分野での研究連絡会議の企画と実施に協力した。また、一般社会への情報開示を担当する広報委員会の活動に協力し、ホームページに紹介記事を掲載した。 9月に実施された中間ヒアリングにおいては、領域全体としてこのまま研究を進めて良いとの評価を受けている。
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Research Products
(6 results)