Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹月 健彦 国立国際医療センター, 総長 (50014121)
菅野 純夫 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60162848)
小笠原 直毅 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10110553)
林 健志 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00019671)
猪子 英俊 東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
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Research Abstract |
本研究領域では,ヒトの健康に密接に関連する,医学,微生物学の分野における,ゲノム情報の解析研究の成果を社会に広く還元し,われわれの健康の増進,疾患の予防,治療に反映させることを目的としている.さらに,このようなゲノム情報研究の成果を社会に還元していくに当たり,社会との接点において,さまざまな問題を生じる可能性があり,そのような社会との接点についても重点的に研究を行う.平成16年度においては,以上述べたような,領域内には,「ゲノム情報を基盤とした疾患遺伝子の探索・検証と医療への応用」,「臨床データとゲノム情報の統合を基礎とした疾患のシステム的理解と医療への応用」,「ゲノム情報に基づく微生物の有効活用」,「ゲノム解析による微生物病原性の解明」,「ゲノム研究と社会との接点に関係する研究と活動」という5つの研究項目を設置し,計画研究代表者による会議,研究発表会を開催した.さらに,総括班会議を開催し,平成17年度からの研究の実施,調査研究の内容,シンポジウム開催などについて検討を加えた.さらに,総括班内にゲノム医学研究支援委員会を設置し,ゲノムサンプルのリソース収集を強力に支援する計画を検討した.このようなゲノム研究の成果を社会に還元していく段階で,社会とのさまざまな接点が生じ,その点を研究する「ゲノム研究と社会との接点に関係する研究と活動」の研究項目は,他の4研究項目と相互に密接な関連があり連携して研究を進める計画を立案した.
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