2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16069101
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
狩野 方伸 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 教授 (40185963)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五十嵐 道弘 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50193173)
真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
大森 治紀 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30126015)
渡辺 雅彦 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70210945)
|
Keywords | 神経回路 / 形成 / 機能的成熟 / 機能発現 / 神経細胞 |
Research Abstract |
本研究は、脳の神経回路の機能解明を目指す特定領域研究(領域番号020:神経回路機能)の総括班として、研究方針の決定、研究項目の策定、研究の評価と情報発信などを行う。神経回路は、動物の身体が出来上がるにつれて「形成」され、成長・発達につれて機能的に「成熟」する。動物が成体となるまでに、脳領域の特異性に応じて「発現」される個々の神経回路の独特な機能が完成する。本研究領域では、様々な研究手法を結集してこれら3つのプロセスの解明を目指してきた。このため、A01:神経回路の形成、A02:神経回路の機能的成熟、A03:神経回路の特異的機能発現、という研究項目を設定し、12名の研究者による計画研究と総括班を置いた。これに公募研究を加え、「脳の神経回路の機能解明」をめざして研究を推進した。また、本領域は、脳関連の4特定領域研究(018:統合脳、019:高次脳機能学、021:分子脳科学、022:病態脳)との密接な連携と協力の下に、統合脳5領域として運営している。平成19年度は、7月に領域内評価委員4名と外部評価委員2名によって、計画班員12名の研究進捗状況の評価を行った。8月に「統合脳5領域」合同でワークショップを開催したが、本年度は本領域の総括班が企画して、3つのテーマ別のシンポジウム(「樹状突起・スパイン」、「小脳」、「特徴抽出」)と、外国人招待講演者2名を含むワークショップ「カルシウムシグナリング」を開催した。9月に中間評価のヒアリングを受けたが、本研究領域は、最高のA評価を受けた。また、8月と12月には領域班会議を開催し、12名の計画班員と42名の公募班員が研究発表を行った。また、8月と12月に本研究領域の総括班会議を開催して、神経回路機能の研究方向、運営、などについて討議するとともに、領域内の評価委員の評価・助言をいただいた。
|
Research Products
(36 results)