2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16070101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三品 昌美 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80144351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 亮 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30146708)
山森 哲雄 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80260206)
桝 正幸 筑波大学, 基礎医学, 教授 (20243032)
能瀬 聡直 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (30260037)
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Keywords | 分子脳科学 / 統合脳 / 遺伝子 / 分子 / 神経科学 / イメージング / プロテオーム / 遺伝子改変動物 |
Research Abstract |
統合脳5領域総括班会議:統合脳、脳の高次機能学、神経回路機能、分子脳科学および病態脳の5領域全体の組織と運営方針が確認され、総括班と企画調整委員会を一体化させることにより実効的な運営が出来る体制が整備された。さらに、年間活動計画が策定され、各種委員会が設置され、発展の基礎が築かれた。 統合脳シンポジウム:多数の参加者があり、統合脳5領域の目標、研究内容などについて広く紹介することが出来た。過去や既設の脳科学に関する重点領域研究や特定領域研究を踏まえた提言など統合的脳研究の促進に貢献した。 分子脳科学総括班会議:分子脳科学領域の目標と意義を確認し、分子脳科学領域の運営方針を決め、班会議の準備を進めた。さらに、神経回路領域と共同でサテライトシンポジウムを企画することを決めた。分子脳科学の研究支援として計画班会議で多くの提案があったが、プロテオーム解析の支援が最も有効であるとの結論で一致した。さらに、遺伝子・分子と脳の高次機能や病態とを結びつける系統的かつ総合的な研究システムを構築していく必要があるとの認識で一致し、遺伝子改変動物の作成と機能解析を推進することとした。まず、モデル動物としてのマウスに的を絞り、計画班員のみならず広く関連研究者を加えて検討会を開催した。分子脳科学領域の発展の基礎が築かれた。 分子脳科学計画班員会議:評価委員の出席の下、計画班員全員が、基盤となる実績と研究計画の具体的な内容の紹介および将来展望について講演し、質疑応答を行った。分子脳科学の発展を目指して、班会議での発表および自由討議で多様な提案が多く出された。新たな研究システムの必要性、イメージング技術の発展、プロテオームやマイクロアレイへの支援、Cre-mouseラインや共同研究に関する情報の必要性、組織的なマウス研究への取り組みの必要性などが提案された。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Control of synaptic connection by glutamate receptor δ2 in the adult cerebellum2005
Author(s)
Takeuchi, T., Miyazaki, T., Watanabe, M., Mori, H., Sakimura, K., Mishina, M.
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Journal Title
J.Neurosci. 25
Pages: 2146-2156
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[Journal Article] A transposon-mediated gene trap approach identifies developmentally regulated genes in zebrafish.2004
Author(s)
Kawakami, K., Takeda, H., Kawakami, N., Kobayashi, M., Matsuda, N., Mishina, M.
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Journal Title
Dev.Cell 7
Pages: 133-144
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[Journal Article] Conversion of biliary system to pancreatic tissue in Hes1-deficient mice.2004
Author(s)
Sumazaki, R., Shiojiri, N., Isoyama, S., Masu, M., Keino-Masu, K., Osawa, M., Nakauchi, H., Kageyama, R., Matsui, A.
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Journal Title
Nature Genet. 36
Pages: 83-87
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