2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16070101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三品 昌美 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 教授 (80144351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桝 正幸 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20243032)
山森 哲雄 自然科学研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80260206)
野田 亮 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30146708)
能瀬 聡直 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30260037)
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Keywords | 分子脳科学 / 統合脳科学 / プロテオミックス / 脳活動ノックアウトマウス / イメージングES細胞 / バッテリー行動テスト |
Research Abstract |
分子脳科学領域全体の目標に向かって研究を推進するために班会議などで繰り返し分子脳科学領域の目標を説明している。この結果、分子脳科学領域から統合脳科学への発展における各班員の自覚が高まり、共同研究や支援策による効果も相俟って統合的脳研究への展開が促進されている。すでに、班員により一流誌に多くの研究成果が報告されており、高いレベルの研究が展開されていることを示している。 平成19年7月に分子脳科学領域の計画班員全員が研究成果と今後の展望について発表を行い、中西重忠評価委員、勝木元也評価委員、廣川信隆評価委員、工藤佳久先生、池中一裕先生より、個別に評価を受けた。領域全体としては、非常に興味深い研究成果が得られており、順調に進展しているとの評価を頂いた。さらに、評価委員から全員へ「研究の更なるQualityを求める」との重要なコメントを頂いたので、評価コメントと共に全計画班員に周知徹底した。 分子脳科学から統合脳科学への発展を実効的に裏打ちする方策として、「脳科学におけるプロテオミックス手法の開発と普及」、「C57BL/6由来ES細胞を用いたコンディショナルノックアウトマウス作成支援」および「大規模データ解析による遺伝子改変マウスの行動テストバッテリーの標準化・効率化」を取り上げ、統合脳支援班の協力により実行に移した。個別研究で実施することが困難な研究に関しても非常に有効に機能した。 さらに、分子脳科学ならびに統合脳科学の発展を推進するために、平成20年度に脳活動の計測、遺伝子制御、イメージングの新規な方法論を開発している海外の研究者を招聘してワークショップ、シンポジウムを開催することを計画し、準備を進めた。
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Research Products
(12 results)