2005 Fiscal Year Annual Research Report
希土類系物質におけるパノスコピック形態制御と高次機能の発現
Project/Area Number |
16080101
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 次雄 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (90091694)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垣花 眞人 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (50233664)
出来 成人 神戸大学, 工学部, 教授 (10101065)
松本 泰道 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80114172)
杉本 諭 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10171175)
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Keywords | 希土類系物質 / パノスコピック形態制御 / 紫外線遮蔽剤 / 高輝度発光体 / ソルボサーマル反応 / 錯体重合法 / 液相析出反応 / 電磁波吸収体 |
Research Abstract |
以下の5つのグループに分かれて,研究を行ない、それぞれの研究成果および情報を交換し,希土類系物質におけるパノスコピック形態制御と高次機能の発現の設計指針を得た。 1.ソルボサーマル反応による希土類系物質のパノスコピック形態制御と光機能の発現(担当:佐藤) ソルボサーマル反応による雲母状酸化チタンと酸化セリウムナノ粒子の複合化によるパノスコピック形態制御を行い,新規高性能紫外線遮蔽剤の設計指針を得た。 2.溶液錯体化学法による希土類物質のパノスコピック形態制御(担当:垣花) "錯体重合法"及び"錯体均一沈殿法"によるユーロピウム賦活イットリウム酸硫化物やイットリウムバナジウム酸化物のパノスコピック形態制御を行い,高輝度赤色発光材料およびユニークな形状の多孔体発光材料の設計指針を得た。 3.液相析出反応による希土類系物質のパノスコピック形態制御と材料機能の高度発現(担当:出来) 液相析出反応によりパノスコピック形態制御された希土類系物質薄膜を作成し,光・電気・化学機能の設計指針を得た。 4.希土類含有層状酸化物の静電自己組織的構築(担当:松本) 層状チタン酸およびニオブ酸の層間剥離-再構築反応を利用して酸化ユーロピウムを層間包摂したパノスコピック形態制御を行い,ホスト-ゲスト間のエネルギー移動による高輝度発光材料の設計指針を得た。 5.GHz帯対応希土類-鉄系電磁波吸収体創製のためのパナスコピック組織制御技術の開発(担当:杉本) Sm_2Fe_<17>の水素化・不均化・酸化反応による希土類酸化物で磁性金属ナノ粒子を被覆したパノスコピック形態制御を行い磁気特性を評価し,高性能電波吸収体の設計指針を得た。
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