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2004 Fiscal Year Annual Research Report

超対称理論における世代構造とレプトンフレーバーの破れの研究

Research Project

Project/Area Number 16081202
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

山口 昌弘  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10222366)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 諸井 健夫  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60322997)
山田 洋一  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00281965)
Keywords超対称性 / 素粒子理論 / レプトンフレーバーの破れ / B中間子の物理
Research Abstract

本研究では、レプトンの世代混合の発見を通じて新しい物理を探るための理論的研究を進める。特にレプトンフレーバーの破れの破れを説明する標準模型を超える枠組み、特に超対称理論について研究を進める。そのため、次の研究テーマについて、研究を推進した。1)超対称理論におけるクォークおよびレプトンセクターの世代混合の研究、2)1)の研究の基礎となる超対称性の破れの起源に関する現象論的、宇宙論的研究、3)1)の研究の基礎となる超対称理論の量子補正の研究。1)のテーマに関し、次の研究を行った。B factoryでは標準模型では説明できないアノマリーが報告されており、新しい物理の存在を示唆している。特に最近のデータは、2つ以上のパリティの異なる終状態で同じ方向に標準理論からずれているという特徴を持っている。これは、新しい物理が標準模型のもつカイラリティ構造と同じ構造をもつオペレーターを誘起していると考えられる。われわれは、超対称理論にもとでは、左巻きクォークの超対称対がもつ大きな世代混合がこの寄与を与えていると考えるのが自然であることを指摘した。2)の研究について、グラビティーノ宇宙論の研究を進めた。不安定なグラビティーノの存在量に対する宇宙初期元素合成からの制限を、ハドロンジェットの影響を取り入れて再解析し、従来よりもはるかに厳しい制限を得ることに成功した。3)のテーマについて、Higgs粒子とcharginoの相互作用を、1ループ補正をすべて入れて計算し、補正の大きさは典型的に10%となることを示した。また、B→s遷移についての高次QCD量子補正を計算し、大きな補正がある場合があることが分かった。これらの結果は、論文として発表したか、あるいは論文として近く発表の予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2004 Other

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Full one-loop corrections to SUSY Higgs boson decays into charginos2004

    • Author(s)
      H.Eberl, W.Majerotto, Y.Yamada
    • Journal Title

      Phys.Lett.B 597

      Pages: 275

  • [Journal Article] Recent measurements of CP asymmetries of B→Phi KO and B→eta' KS at B-factories suggest new CP violation in left-handed squark mixing

    • Author(s)
      M.Endo, S.Mishima, M.Yamaguchi
    • Journal Title

      Phys.Lett.B (発表予定)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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