2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16081211
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
岡田 安弘 High Energy Accelerator Research Organization, 素粒子原子核研究所, 教授 (20212334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 宣親 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (40360333)
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Keywords | 素粒子論 / 素粒子実験 / 超対称性 / フレーバー物理 / ヒッグス粒子 / ゲージヒッグス統一模型 / 大統一理論 / unparticle模型 |
Research Abstract |
1.超対称模型のフレーバー物理 超対称性がLHC実験で発見されたならば、クォークやレプトンのフレーバー物理は超対称性の破れや大統一スケールの物理を探る上で重要になる。超対称大統一理論や超対称シーソー模型で様々なクォーク及びレプトンのフレーバーシグナルを計算し、これらの測定が超対称性の様々な模型を区別するのにどのように役に立つかを示した。また、超対称模型の荷電ヒッグス粒子に関して、LHC実験における直接測定とB中間子崩壊と組み合わせることにより、超対称粒子のループ効果まで探ることが出来ることを示した。 2.フォトンコライダーにおけるヒッグス粒子の自己相互作用の検証 ヒッグス粒子の自己相互作用の測定はヒッグスポテンシャルに関する実験的な情報を得るという基本的な重要性をもつ。理論的な計算により、ヒッグス粒子の質量を決めた場合にフォトンコライダーのエネルギーどのようにとると自己相互作用の測定が可能になるかを検討した。 3.ゲージヒッグス統一模型の現象論 余次元模型に基づくゲージ系とヒッグス系を統一する模型に関して、模型の構築とコライダー現象論の両面から研究した。 4.超対称性の破れとその伝達機構の研究 超対称性ゲージ理論に基づいて準安定な真空を持つ理論を構成し、その現象論的な応用の可能性について検討した。 5.Unparticle模型 コンフォーマル対称性が実現するセクターを持つUnparticle模型の素粒子現象論及び宇宙論に対するインパクトを調べた。
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Research Products
(22 results)