2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16083101
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
樋口 秀男 東北大学, 先進医工学研究機構, 教授 (90165093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真行寺 千佳子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (80125997)
広瀬 謙造 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00292730)
須藤 和夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20111453)
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Keywords | 生体ナノシステム / 細胞 / タンパク質分子 / モーター / 制御 |
Research Abstract |
(1)班会議の開催:特定領域研究たちあげのための班会議を11月3日に開催したこの会議には,計画班代表,分担,評価者が東北大学学際センターに集まり,計画班代表が発表会を行った.特にチャレンジングなテーマである細胞への1分子応用について議論がなされた.また,この会議で,全体の研究方向の確認,各計画研究班の研究計画の確認,生体ナノシステムの制御領域の現状の分析などをおこなった.生体ナノシステムの特色として,多くの若き研究者が中心となり,新しい観測システムを開発し,ダイニン分子や細胞運動の,力と関係する制御を研究し,日本の伝統を発展させる.こととして会議がまとめられた. (2)特定班員が中心となり,生物物理学会においてシンポジウムが12月に「微小管の重合・脱重合:原子から細胞そして個体へ」という題名で開催された.内容は精製した微小管の重合・脱重合といった分子レベルのダイナミックスは古くより生物物理学分野で盛んに研究されてきたが,分子レベルの研究と細胞内での重合・脱重合の研究がこれまでうまくかみ合わなかった.そこで原子レベルから個体レベルにわたる,微小管の重合・脱重合の役割を発表&議論するシンポジウムをおこなった. (3)生体運動の合同班会議を利用して,特定班員の発表と,全体会議が開かれた.来年度の予定や2006年に開催予定の国際会議について議論された. (3)ホームページの開設:生物モーターに関する最新情報をホームページで開示を1月より開始した。
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