2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16084101
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米田 悦啓 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (80191667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平岡 泰 情報通信研究機構, 未来ICT研究センター, 上席研究員 (10359078)
原口 徳子 情報通信研究機構, 未来ICT研究センター, 主席研究員 (20359079)
竹安 邦夫 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (40135695)
木村 宏 京都大学, 医学研究科, 教授 (30241392)
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Keywords | 細胞核 / 核構造 / 分子イメージング / 光学顕微鏡技術 / 核膜病 / クロマチン高次構造 / 核膜孔複合体 / 核内ドメイン |
Research Abstract |
本研究領域は、真核細胞の遺伝情報を保持し、発現させる基本構造体である細胞核を研究対象とし、その機能を構造構築のダイナミクスに立脚して、多角的かつ統合的に理解することを目的としている。この目的達成のため、本総括班では、領域内での研究の有機的な結合のため、班会議を最も重要視し、班会議での発表、討論に基づいて、内部評価を厳密に行なうとともに、活発な情報交換を促すことにより、各研究者が相互に影響を及ぼし合い、学際的な相互交流が進展することを目指している。第3回領域班会議を2006年7月24日〜26日にホテル阪急エキスポパークで開催した。同会議では、公募班員を含むすべての班員が研究成果や今後の計画を発表し、班員、総括班評価担当委員ならびにアドバイザーからの評価を受けた。同時に、総括班会議も開催し、主として今後の活動方針について話し合った。また、2007年1月8日〜11日に、本総括班が主催する国際シンポジウム"Functional Organization of the Nucleus"を淡路夢舞台国際会議場で開催し、15名の海外からの招待者を含む、国内外の第一線の研究者が参加して活発な発表、討論を行なった。また、様々な最先端技術を班員全体が共有できるような技術支援、情報交換を可能にする目的で2004年12月に立ち上げた研究領域のホームページの更新を随時行い、アクセス数も順調に伸びてきている。また、追加配分を取得できたので、それを利用して、これまでの本特定領域の班員が得てきた膨大な遺伝子、タンパク質の情報やイメージング情報などをデータベース化し、本特定領域の研究者はもとより、国内外の研究者が利用可能にした。さらに、2007年1月に開催された第24回染色体ワークショップを後援することにより、本領域の幅広い発展に努めた。以上のように、本年度も、研究計画に沿った活動を進めることができた。
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