2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16087204
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
有坂 文雄 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 准教授 (80133768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金丸 周司 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (50376951)
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Keywords | 微生物 / 蛋白質 / ナノバイオ / 分子認識 / ウイルス / バクテリオファージ / X線結晶構造解析 / 超遠心分析 |
Research Abstract |
1.T4ファージ基盤ウェッジ複合体及び各構成成分の単離:ウェッジ(基盤周辺部)を構成する7つの蛋白質のうち、gp7についてこれを可溶性画分として精製することができた。この方法を用いてgp7を精製し、gp7存在下と非存在下でgp10およびgp10-gp11複合体のプロテアーゼ限定水解を行ったところ、gp7自体はプロテアーゼ感受性であったが、gp7の結合によってgp10は全くプロテアーゼ抵抗性になることが分かった。さらに、gplOに結合してgp10をプロテアーゼ抵抗性にするのはgp7のC末端144残基であることが明らかになった。現在このドメインとgp10との複合体の結晶化を進めている。 2.T4ファージネック蛋白質gp13およびgp14の結晶化:ネック蛋白質gp13およびgp14の精製方法が確立し、両蛋白質を高純度で精製することが出来た。両蛋白質は水溶液中で結合しなかったが、0.8M硫安中では16.6Sの均一な複合体を形成し、SDS-PAGEのバンドの強度比から、(gp13)_<10>(gpl4)_5のサブユニット構造を持つことが分かった。また、電子顕微鏡画像から得られたリング状の構造はファージの電子顕微鏡画像からの三次元再構成像の大きさと一致した。 3.gp34Nの発現・精製と結晶化:C末端を欠失した二種類の蛋白質gp34^<N325>F and gp34^N459F (FはC末端に融合したフォールドン)の発現および精製に成功した。両蛋白質は5.4Sおよび6.2Sの沈降係数をもち、分子量から三量体を形成していることが確認された。現在、結晶化を進めている。
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Research Products
(25 results)
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[Journal Article] Detection of structural changes in a cofactor binding protein by using a wheat germ cell-free protein synthesis system coupled with unnatural amina acid probing2007
Author(s)
Abe M, Ohno S, Yokogawa T, Nakanishi T, Arisaka F, Hosoya T, Hiramatsu T, Suzuki M, Ogasawara T, Sawasaki T, Nishikawa K, Kitamura M, Hori H, Endo Y.
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Journal Title
Proteins. 2007 May 15; 67
Pages: 643-652
Peer Reviewed
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[Journal Article] The neck of bacteriophage T4 is a ring-like structure formed by a hetero-oligomer of gp 13 and gp 14.2007
Author(s)
Akhter, T., Zhao, L., Kohda, A., Mio, K., Kanamaru, S. & Arisaka, F.
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Journal Title
Biochim Biophys Acta 1774
Pages: 1036-1043
Peer Reviewed
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