2009 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子情報発現におけるDECODEシステム解明の研究の推進
Project/Area Number |
16088101
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
五十嵐 和彦 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 教授 (00250738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深水 昭吉 筑波大学, 生命環境科学研究, 教授 (60199172)
緒方 一博 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90260330)
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Keywords | 遺伝子 / 転写 / クロマチン / 発現制御 / 蛋白質 |
Research Abstract |
ヒトを含む全ての生命体は、そのゲノムにコードされた遺伝情報を基盤とした生涯をおくる。重要なことは、いかにプログラム通りにその情報を正確に読みだすかという点とともに、様々な生活環境に応じて、いかに読み出す情報の量・質を柔軟に微調整できるかという点である。「遺伝情報読み出し(decode;解読)機構」においては、転写反応が根本的に重要な役割を担っている。本特定領域では、『遺伝子発現に関わるDECODEシステムを統合的に理解する』ことを目指す。このような研究活動では、様々な生命現象を取り上げ、また、分子生物学、生化学、遺伝学、発生工学、ゲノム科学、情報科学など多岐の分野に渡る多様な手法を駆使する必要がある。そこで、多くの研究者間でアイデア、手法、成果情報を共有し協力して研究を推進し、さらに若手研究者を育成するために、総括班活動を行った。合同班会議を1回開催し、研究成果や進捗状況の評価を行った。若手ワークショップを開催し、助教、博士研究員、大学院生の口頭発表と討論の場とし、若手育成を計った。この若手ワークショップには関連分野の若手研究者にも広く参加を呼びかけ、DECODE領域若手研究者と関連領域研究者との交流を活性化することができた。情報発信のために、ホームページの充実を図った。特に領域の研究成果を統合した形で発信することに力を入れた。ニュースレターを発行し、領域内外の関係者に送付した。
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