2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16090208
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
早川 吉尚 Rikkyo University, 法学部, 教授 (90287912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横溝 大 北海道大学, 法学研究科, 准教授 (00293332)
松井 秀征 立教大学, 法学部, 准教授 (30282536)
藤田 友敬 東京大学, 法学政治学研究科, 教授 (80209064)
小出 篤 学習院大学, 法学部, 准教授 (20334295)
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Keywords | 国際化 / グローバリゼーション / 会社法 / 国際私法 / 透明化 / 貿易投資 |
Research Abstract |
今年度においては、総括班の会合において決定された指針に従いつつ、本研究プロジェクトの三つの目的、すなわち、(1)国際会社法上の問題の洗い出しとそれに対する解釈論上の処方箋の提示、(2)我国の会社法の英文による発信のための作業、(3)グローバル化したビジネス社会に対応可能な会社法制の立法論的提言に関する作業が積み重ねられた。 具体的には、(1)については、各自が担当する検討範囲につき報告書を完成させるとともに、平成19年7月8日に国際会社法関連の研究者・実務家を交えた国内ワークショップを開催し、かかる報告書の検討作業を行った(かかる報告書は、「国際会社法の理論」なる題目の単行書として、現在、出版作業の最終段階にある。また、その一部は、早川、横溝が法学系の継続雑誌において論文としても公表している)。さらに、上記の報告書の内容の一部を英文化した後掲の単行書を、早川・横溝を含む複数人で欧州において出版した。 他方、(2)については、現在に至るまで95件の重要裁判例の英訳作業を完了しており、その中でも最新の裁判例について解説を加えた後掲の小出の論稿の英訳作業を進めた。なお、これに加え、早川に関しては、平成20年2月20日に英国のロンドンで国際シンポジウムを開催して報告者を務め、わが国の会社法に新しく導入された三角合併制度と敵対的買収への対抗策に関する最近のわが国の裁判例に関して報告し、欧州の法曹・財界人との間で討論を行なった。 さらに、(3)については、立法論的提言の取り纏め作業を、継続的な研究会の開催する中で、着実に進めた。
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Research Products
(7 results)