2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16091213
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
樋口 宜男 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50351325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野城 真理 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80014231)
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Keywords | 情報工学 / コミュニケーション / 肢体不自由者 / 支援技術 / 当事者意見 / 生体情報 |
Research Abstract |
肢体不自由者支援班(研究課題名:肢体不自由者のコミュニケーション支援に関する研究)は、これまでほとんどコミュニケーション支援技術としては利用していなかった生体信号の利用のための生体信号利用班(研究課題名:小型無線能動電極による無拘束生体信号利用インタフェースの開発、構成員:2名)と、肢体不自由者の身体特性を計測し、それをコミュニケーション機器の開発・適合に役立てるための身体特性班(研究課題名:コミュニケーション支援のための肢体不自由者の身体特性に関する研究、構成員:10名)から構成される。 本研究領域においては当事者の参加が重要な課題であり、肢体不自由者自身が各種の機器の評価を進めるために設立されたトータル・アクセス・サポート・センターの会員に、研究打合せへの出席および実験への協力を求めた。本年度は、両研究班の班員と肢体不自由者の緊密な連携を保つために、調整班、両研究班を統合した拡大調整班会合を3回開催し、うち最後の1回にはトータル・アクセス・サポート・センターの会員4名(頚髄損傷および脳性まひの患者)にも出席してもらい、情報機器およびコミュニケーション機器利用上の問題点と今後の研究の進め方に関わる議論に参加してもらった。 本研究課題においては適切な肢体不自由者の被験者との協力体制を確立することが極めて重要な課題であり、この観点からは調整班としての最も重要な使命をほぼ果たしたと言って問題ないと思われる。
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