2004 Fiscal Year Annual Research Report
Webコンテンツ活用に関連した離散最適化問題の研究
Project/Area Number |
16092213
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
増山 繁 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (60173762)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 慎一 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (50284279)
本間 宏利 釧路工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (80249721)
相田 慎 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (60345957)
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Keywords | Webコンテンツ活用 / 離散最適化 / アルゴリズム / グラフ理論 / 要約 |
Research Abstract |
平成16年度に得られた主な成果は以下のとおりである。 1.要約、検索などの、Webコンテンツを知的活動において活用するのを支援するための基本技術の確立について 1.1.自動要約の重要な要素技術である文圧縮において、エントロピー等を用いて、名詞の修飾の必要性を推定することで、削除可能な動詞連体修飾節の認定を行なう手法を考案した。 1.2.複数文書要約において、要約対象となる文書集合からキーワードを抽出して、それをユーザに提示し、選択させるなどのインターラクションを導入してユーザの個別の情報要求に適合させる要約手法について研究した。 1.3.可読性の向上を目的とした片仮名表記外来語の換言知識獲得について成果を得た。 2.Webコンテンツ配信方法を求める問題のグラフ理論的定式化とその解法、及び、その基盤となる高度情報通信網に関連した問題に関して 2.1.コンテンツ配信におけるサーバ配置やセンサネットワークにおけるデータ収集・処理用プロセッサの配置に関連した、最小節点ランキング全域木問題の計算量を解明し、更に置換グラフについて効率の良いアルゴリズムを得た。 2.2.コンテンツ配信の基盤となる高度情報通信網上での負荷分散に関連した問題のグラフ理論による定式化を試みた。 2.3.コンテンツ配信の基盤となる高度情報通信網上での非同期分散分枝限定法を定義し、その正当性と有限時間停止性を証明した。また、それのもつ可能性を論じた。
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Research Products
(5 results)