Research Abstract |
社会的共通資本の理論的,学説的,制度的,歴史的,文化的側面について総合的な研究を行った. (1)理論的,学説的側面に関しては,社会的共通本の主要な構成要素について,技術的,経済的,社会的,文化的,特質を浮き彫りにするような理論的モテルを構築し,その制度的,政策的含意を明らかにする作業を行い,HUzawa,Studies in the Economic Analysis of Social Common Capitalとしてまとめた. (2)制度的,歴史的,文化的側面に関しては,地球温暖化,教育,医療,SocialInfrastructureに焦点を当てて研究を進めた.これらの成果は,平成19年10月27日,慶友国際医療:フォーラム2007「医の公共的威信と社会的信頼を取り戻す-同志社大学生命医科学部開設を記念して-」で発表された. (3)国際研究集会の開催 平成19年4月12日-14日,University of MinnesotaでInternational Forum on Medical Care as Social Common Capitalを開催した. 平成19年10月27日,東京で慶友国際医療フォーラム2007「医の公共的威信と社会的信頼を取り戻す-同志社大学生命医科学部開設を記念して-」を開催した. 平成19年11月10日,11日,Londonで,International Forum on Kyoto as Social Common Capitalを開催した. (4)宇沢・細田『地球温暖化と二十一世紀』,宇沢・間宮編『社会的共通資本としての教育』,宇沢・間宮編『社会的共通資本としての医療』,宇沢『社会的共通資本の経済学』,H.Uzawa,Social Infrastructure in Japan:Issues and Lessonsの編集作業を行った.
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