Research Abstract |
社会的共通資本の理論的,学説的,制度的,歴史的,文化的側面について総合的な研究を行った. 1. Global Warmingに関しては,宇沢弘文・細田裕子編Economic Affairs No.9『地球温暖化と経済発展-持続可能な成長を考える』(東京大学出版会,2009年3月)として刊行された.また,つぎの3つの研究報告は,専門雑誌に発表される予定である. H. Uzawa, Global Warming, Imputed Price, and Sustainable Development, Journal of Economic Theory, submitted H. Uzawa, Social Common Capital, Imputed Price, and Sustainable Development, Macroeconomic Dynamics, accepted for publication. H. Uzawa, Global Warming, Proportional Carbon Taxes, and International Fund for Atmospheric Stabilization, The Review of Environmental Economics, accepted for publication. 2. 理論的,学説的側面に関しては,社会的共通資本の主要な構成要素について,技術的,経済的,社会的,文化的特質を浮き彫りにするような理論的モデルを構築し,その制度的,政策的含意を明らかにする作業を行った. 3. 現在進行中の刊行物 宇沢弘文・間宮陽介編『社会的共通資本としての医療』(東京大学出版会) 宇沢弘文・間宮陽介編『社会的共通資本としての教育』(東京大学出版会) 宇沢弘文・大熊孝編『社会的共通資本としての川』(東京大学出版会) 宇沢弘文・細田裕子編『社会的共通資本とは何か』(東京大学出版会) 宇沢弘文著『日本の医療を考える』(岩波書店) H. Uzawa: Social Infrastructure in Japan: Issues and Lessons(日本政策投資銀行) H. Uzawa: Sustainable Development and Social Common Capital (Cambridge University Press)
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