2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16202011
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
林 譲 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00164971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 英男 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40182456)
榎原 雅治 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40160379)
久留島 典子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
高橋 敏子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (80151520)
井上 聡 東京大学, 史料編纂所, 助手 (20302656)
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Keywords | 古代・中世荘園絵図 / 原本調査方法 / 現地調査 / 伯耆国東郷荘下地中分絵図 / 赤外線撮影 / デジタル画像解析 / 史料学 / トレース図・釈文 |
Research Abstract |
研究第2年度として、原本・トレース図・釈文の調査・研究を進め、以下の実績をあげた。 1、古代・中世荘園絵図原本のうち、各所蔵機関等と連携し、越後国奥山庄など25点を調査し、調査方法・観察記録に関する基準設定の検討を具体的に進めた。 2、昨年度に引き続き「伯耆国河村郡東郷荘下地中分絵図」に関する現地調査を実施した。特に本年度は、昨年度に再確認した同荘絵図分析に有効な詳細・膨大な村絵図等の調査を進めた。 3、均質的な調査環境のもとでの精密な調査・観察を行うため、昨年度導入したデジタルカメラ一体型顕微鏡・特殊光源発生装置・ハイエンドデジタルカメラ・デジタル画像解析システムを活用して科学的な調査・研究を重ねた。特にデジタル画像解析については、赤外線カメラを用いて、解読不能であった古文書端裏書を撮影・分析して、解読に成功するなどの成果をあげた。 4、絵図には何が表現されているのかについて個別絵図に即して研究するためには、トレース図・釈文の研究・作成・蓄積が決定的に重要であるとの認識に基づき、昨年度に引き続き、それらの研究・作成に相当程度力を注ぎ、日本画模写専門家等と緊密な協同作業を行い31点を完成させた。 5、3Dシステムを利用した「東京大学史料編纂所所蔵荘園絵図模本DB」改良準備を進め、デジタル画像の蓄積・公開に関する方法論について検討した。 6、第3回古代荘園絵図ワークショップ並びに第1回中世荘園絵図ワークショップを東京大学史料編纂所荘園絵図プロジェクトグループと共催し、研究代表者・研究分担者等が、本年度の成果と今後の課題について報告し、参加者と討議を重ねて研究を深めた。
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Research Products
(7 results)